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松平定敬 : ミニ英和和英辞書
松平定敬[まつだいらさだたかし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [まつ]
 【名詞】 1. (1) pine tree 2. (2) highest (of a three-tier ranking system) 
: [たいら, ひら]
 【名詞】 1. the broad 2. the flat 3. palm
平定 : [へいてい]
  1. (n,vs) suppression 2. repression 3. subjugation

松平定敬 : ウィキペディア日本語版
松平定敬[まつだいらさだたかし]

松平 定敬(まつだいら さだあき)は、幕末伊勢桑名藩の藩主(藩主在任:安政6年(1859年) - 慶応4年(1868年)。京都所司代。定綱系久松松平家13代。
兄に尾張藩徳川慶勝一橋家当主徳川茂栄会津藩松平容保などがいる。いわゆる「高須四兄弟」の末弟である。
== 生涯 ==
弘化3年(1847年)12月2日、美濃高須藩松平義建の八男として江戸市谷江戸藩邸で生まれる。
安政6年(1859年)に桑名藩松平定猷が死去すると、長男・万之助(後の定教)が3歳と幼少、かつ妾腹の庶子であったため、14歳で定猷の正室の間に儲けた娘・初姫(当時3歳)の婿養子として迎えられ藩主となり、従五位越中守に叙任される。
文久3年(1863年)の将軍徳川家茂上洛の際には、京都警護を勤めるために随行する。
元治元年(1864年)に京都所司代に任命され、京都守護職の実兄松平容保(会津藩主)、朝廷から新設の禁裏御守衛総督・摂海防禦指揮に任命された元将軍後見職の一橋徳川家当主徳川慶喜と連携し、幕府から半ば独立して朝廷を援護する勢力を形成する(近年では一橋・会津・桑名の頭文字をとって一会桑政権と呼ばれる)。同年の禁門の変では会津藩とともに長州藩兵を撃退し、水戸天狗党の乱でも出兵している。
慶応4年(1868年)に鳥羽・伏見の戦いが起こり戊辰戦争が始まると、慶喜に従い江戸の霊巌寺にて謹慎した。江戸城では抗戦派と恭順派が争い、大久保一翁勝海舟により恭順工作が進められていた。さらに、桑名藩は会津と並んで新政府からは敵視されており(朝敵5等級の認定のうち、第1等が徳川慶喜、第2等が松平容保と定敬〔『柏崎市史 下巻』P8、市史編さん委員会、1990年〕)、国元では新政府軍が押し寄せてくる懸念から、先代当主の遺児・万之助(定教)を担いで恭順することを家老たちが決めていた。そのため、徹底抗戦派と見られていた定敬の帰国は困難な状況となった。定敬は一翁から桑名藩の飛び地領である越後国柏崎へ赴くことを勧められ、横浜からプロイセン船「コスタリカ号」で柏崎へ渡る。鯨波戦争では後方連絡の都合から指揮を家臣に任せて柏崎から会津へ移動した。その後は会津若松城で兄の容保と再会し、仙台から榎本武揚の艦隊で箱館へ渡った。箱館戦争終結前の明治2年(1869年)4月、従者とともにアメリカ船に乗り横浜を経て上海へ渡るも、路銀が無くなったため外国への逃亡を断念して同年5月18日には横浜へ戻り〔郡義武『シリーズ藩物語、桑名藩』現代書館、196-197頁〕降伏、明治5年(1872年)1月6日に赦免される。同年2月に許嫁の初子と結婚した。
明治6年(1873年)にアメリカ人宣教師サミュエル・ロビンス・ブラウンが横浜市中共立修文館を設立すると、定敬は養子の定教と家臣の駒井重格ら数名を連れて入学し、ブラウンに英語を学ぶ。しかし、すぐにブラウンは共同経営社の川村敬三とトラブルがあり辞任することになる。定敬ら教え子はブラウンに私塾を開くよう勧め、ブラウンは定敬、駒井重格と元会津藩士井深梶之助らの尽力によりブラウン塾を開校する。開校時の塾生は定敬の家臣と井深ら10人前後だけだったが、その後、押川方義植村正久らが加わり20人以上になった。その中で、定敬と定教は明治7年(1874年)11月に、駒井重格は12月に渡米した〔『横浜開港と宣教師達』、99ページ〕。
明治10年(1877年)に起こった西南戦争には、旧桑名藩士を率いて遠征した。
明治41年(1908年)7月12日〔に61歳で死去。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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