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漆紙文書 : ミニ英和和英辞書
漆紙文書[うるしがみもんじょ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [うるし]
 【名詞】 1. lacquer 2. varnish 
: [ぶん]
 【名詞】 1. sentence 
文書 : [ぶんしょ, もんじょ]
 【名詞】 1. document 2. writing 3. letter 4. paperwork 5. note 6. records 7. archives
: [しょ]
 【名詞】 1. penmanship 2. handwriting 3. calligraphy (esp. Chinese)

漆紙文書 : ウィキペディア日本語版
漆紙文書[うるしがみもんじょ]
漆紙文書(うるしがみもんじょ)とは、廃棄文書をの入った容器の蓋紙にし、それに漆が浸潤したことによって、腐らずに残った古代の文書。全国的には1973年昭和48年)に多賀城跡宮城県多賀城市)で見つかったのが最初の例。
漆塗りに使う漆液は、長時間空気にさらすと硬化する性質があるので、保存するときには漆液が空気に触れないよう、表面に密着させた紙で蓋をする。
古代、紙は貴重であったため、廃棄文書の紙が漆液の蓋として再利用された。その結果、紙に漆が浸潤し、土中での腐食を免れることになった。そのため、液面のかたちだけが残っており、だいたいは円形を呈する。
肉眼では解読が不可能な場合が多く、赤外線カメラを用いて解読作業をおこなう。
漆紙文書は廃棄文書の断片ではあるが、残存している一次史料の少ない古代にあっては、木簡墨書土器正倉院文書などとともに貴重な文字資料となっている。
手紙などのほか戸籍計帳死亡帳など当時の公文書も見つかっている。
==漆紙文書出土遺跡==

*藤原京跡奈良県
*平城京跡(奈良県奈良市
*長岡京跡京都府向日市長岡京市京都市
*平安京(京都府京都市)
*大宰府跡福岡県福岡市
*多賀城跡(宮城県多賀城市)
*檀の越遺跡(宮城県加美町
*胆沢城跡岩手県奥州市
*山王遺跡(岩手県奥州市)
*秋田城跡秋田県秋田市
*払田柵跡(秋田県大仙市
*城輪柵跡山形県酒田市
*鹿の子遺跡茨城県
*下野国府跡(栃木県
*磯岡遺跡(栃木県上三川町)
*矢部遺跡(群馬県太田市
*東今泉鹿島遺跡(群馬県太田市)
*一天狗遺跡(埼玉県鶴ヶ島市
*社宮司遺跡(長野県
*吉田南遺跡(兵庫県
*弥布ヶ森遺跡(兵庫県)
*出雲国府跡(島根県
など


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「漆紙文書」の詳細全文を読む




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