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ランス・フォン・エリック : ウィキペディア日本語版
ランス・フォン・エリック

ランス・フォン・エリックLance Von Erich、本名:William Kevin Vaughn1960年4月24日〔 - )は、アメリカ合衆国の元プロレスラーテキサス州アーリントン出身〔。生年は1959年ともされる。
フリッツ・フォン・エリックギミック上の弟だったワルドー・フォン・エリックの息子と称し、ケビン・フォン・エリックケリー・フォン・エリックの「従兄弟」という設定のもと、甘いマスクと筋肉美を持つベビーフェイスとして活動した(実際には、ワルドーおよびフォン・エリック・ファミリーとの血縁関係はない)〔。
== 来歴 ==
同じくボディビルダーだったビリー・ジャック・ヘインズにスカウトされ、1985年2月に太平洋岸北西部のパシフィック・ノースウエスト・レスリングにてデビュー〔(デビュー年は1984年ともされる〔)。リッキー・ヴォーン(''Ricky Vaughn'')をリングネームに、1985年5月11日にヘインズと組んでケンドー・ナガサキ&メガ・マハリシからNWAパシフィック・ノースウエスト・タッグ王座を奪取。8月3日にはトーナメントの決勝でマイク・ミラーを破り、同地区のフラッグシップ・タイトルだったNWAパシフィック・ノースウエスト・ヘビー級王座を獲得、11月9日にボビー・ジャガーズに敗れるまで保持した。
同王座戴冠中、フリッツ・フォン・エリックが主宰していたテキサス州ダラスのWCCWに、ランス・フォン・エリック(''Lance Von Erich'')と名乗って登場。10月28日にフォートワースにて、リック・フレアーNWA世界ヘビー級王座に挑戦した。パシフィック・ノースウエスト・ヘビー級王座陥落後の11月11日より本格的にWCCWに参戦し〔、ケビンケリーマイク・フォン・エリックらの従兄弟として活動〔。以降、フォン・エリック・ファミリーの一員となって、団体名がWCWAと改称された翌1986年は、ファビュラス・フリーバーズワンマン・ギャングリック・ルードザ・グレート・カブキブラックジャック・マリガンなどのヒール勢と抗争、ブルーザー・ブロディともタッグを組んだ。1986年3月24日、バディ・ロバーツを下してTV王座を獲得。5月4日にはケビン&ケリーとのトリオでフリーバーズからWCWA世界6人タッグ王座を奪取した。
1986年は、当時WCWAと提携していた新日本プロレスに来日し、10月9日に両国国技館で開催されたイベント『INOKI闘魂LIVE パート1』にて木村健吾と対戦したが、低調な試合ぶりで実力不足を露呈した(同月13日開幕のシリーズにも継続参戦する予定だったが、心臓疾患を起こして帰国したとされる)〔。帰国後の11月17日、ディンゴ・ウォリアーこと後のアルティメット・ウォリアーと組んで、マット・ボーン&ジョージ・ウェルズを破りWCWA世界タッグ王座を獲得している。
1987年下期にWCWAを離脱し、ファビュラス・ランス(''The Fabulous Lance'')とリングネームを変更して、WCWAの対抗勢力として旗揚げされた新団体ワイルド・ウエスト・レスリングに参戦〔〔。その際、フリッツ・フォン・エリックはTVにて、彼が本当のファミリーではなかったことを暴露した〔。ワイルド・ウエスト・レスリングにはビル・アーウィンキング・パーソンズなども出場していたが、同年に活動を停止。その後はカルロス・コロンが主宰するプエルトリコWWCに登場、アブドーラ・ザ・ブッチャーとも対戦した〔。
以降はリングから離れていたが、1993年5月7日、再びランス・フォン・エリックと名乗ってニューヨークのインディー団体に出場し、グレッグ・バレンタインと対戦。同年12月にはインド、翌1994年7月には南アフリカに遠征、1996年3月にはマレーシアにてジム・ナイドハートバンパイア・ウォリアーと対戦した〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ランス・フォン・エリック」の詳細全文を読む



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