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神山 郡廉（こうやま くにきよ、1829年2月16日（文政12年1月13日） - 1909年（明治42年）8月20日〔『明治過去帳』新訂初版、1124頁。〕）は、幕末の土佐藩士、明治期の内務官僚・政治家。県令、元老院議官、貴族院男爵議員、錦鶏間祗候。通称・左多衛。雅号・郡風、君風〔『明治維新人名辞典』392頁。〕。 ==経歴== 土佐国高知城下中島町で、土佐藩士・神山久左衛の五男として生まれ、神山左平の養子となる。吉田東洋により藩の要職に抜擢された。慶応元年（1865年）、大目付に就任。慶応2年（1866年）、第二次長州征討に当たって、家老・福岡宮内と共に広島に赴き、幕府からの出兵督促を拒否した。慶応3年10月 （1867年）の大政奉還において、建白書に連署した〔。 王政復古後、慶応3年12月12日（1868年1月3日）、参与に就任。以後、徴士、内国事務掛、行政官弁事、弁官事、職務進退撰挙掛、刑法官副知事などを歴任。明治4年11月25日（1872年1月5日）、長浜県権令に就任。その後、長浜県が犬上県に改称された〔「職務進退・元老院 勅奏任官履歴原書 神山郡廉」〕。 明治5年9月28日（1872年10月30日）、島根県権令に転任。島根県集議所の開設、殖産振興、教育振興に尽力〔『新編日本の歴代知事』777頁。〕。1873年10月、和歌山県権令に転任。1874年10月、同県令に昇進。1875年6月から同年10月まで五等判事を兼任〔。10年という長期間、県政を担った〔『新編日本の歴代知事』733頁。〕。1883年10月20日、県令を依願免本官となる〔。 1884年1月、元老院議官に就任。1887年5月、男爵を叙爵。1888年2月、高等法院陪席裁判官に就任〔。1890年7月、帝国議会開設に当たり貴族院男爵議員に選出された〔『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』71頁。〕。同年10月20日、錦鶏間祗候となる〔『官報』第2195号、明治23年10月22日。〕。1904年7月、任期満了により貴族院議員を退任〔。 晩年は悠々自適の生活を送り、貫名海屋の書の収集家として知られていた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「神山郡廉」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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