翻訳と辞書
Words near each other
・ ダラム大聖堂
・ ダラム州
・ ダラム市
・ ダラム男爵
・ ダラム郡 (テキサス州)
・ ダラル・ミドハト=タラキッチ
・ ダランガ症候群
・ ダランザドガド
・ ダランチュラス
・ ダランビア
ダランベルシアン
・ ダランベール
・ ダランベールのパラドックス
・ ダランベールの仮説
・ ダランベールの原理
・ ダランベールの収束判定法
・ ダランベールの定理
・ ダランベールの式
・ ダランベールの微分方程式
・ ダランベールの演算子


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ダランベルシアン : ミニ英和和英辞書
ダランベルシアン[らん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)

ダランベルシアン ( リダイレクト:ダランベール演算子 ) : ウィキペディア日本語版
ダランベール演算子[だらんべーるえんざんし]
ダランベール演算子 (ダランベールえんざんし、) とは、物理学特殊相対性理論電磁気学波動論で用いられる演算子作用素)であり、ラプラス演算子ミンコフスキー空間に適用したものである。ダランベール作用素ダランベルシアン (d'Alembertian ) あるいは wave operator(波動演算子)と呼ばれることもあり、一般に四角い箱のような記号 \scriptstyle\Box で表される。この名称はフランスの数学者・物理学者ジャン・ル・ロン・ダランベール (Jean Le Rond d'Alembert) の名に由来する。
==定義==
標準座標 (''ct'', ''x'', ''y'', ''z'') で表されるミンコフスキー空間において、ダランベール演算子は次の形で定義される。
:
\begin
\Box & := \partial_\mu \partial^\mu = g_ \partial^\nu \partial^\mu \\
&= \frac - \frac - \frac - \frac \\
& = \frac\frac - \nabla^2
=\frac \frac - \Delta
\end

ここで \scriptstyle g_ミンコフスキー計量 である。すなわち、\scriptstyle g_ \,=\, 1, \scriptstyle g_ \,=\, g_ \,=\, g_ \,=\, -1, その他 \scriptstyle\mu \,\neq\, \nu については \scriptstyle g_ \,=\, 0 の値をとる。μ と ν はアインシュタインの縮約記法にしたがう総和のための添字であり、0, 1, 2, 3 のいずれかの値をとる。また、∇2=Δはラプラス演算子である。
文献によっては負の計量符号定数 (metric signature) + + + すなわち \scriptstyle\eta_ \,=\, -1,\; \eta_ \,=\, \eta_ \,=\, \eta_ \,=\, 1 を用いている場合もある。この場合、符号を反転させて
:\Box \,=\, \Delta - \frac \frac
とする。また、光速度を''c'' =1とするような単位系を用いる場合も多く、その場合は、
:
\frac \frac
\longrightarrow \frac

という置き換えをする。さらに波動方程式などにおいて、光速度 ''c'' の部分を一般の波の伝播速度 ''s'' などに置き換える場合もある。
ローレンツ変換はミンコフスキー計量を不変に保つ。ゆえに、ダランベール演算子はローレンツスカラー (Lorentz scalar) である。したがって、先に用いた座標表現は、あらゆる慣性系における標準座標に対し有効である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ダランベール演算子」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 D'Alembert operator 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.