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舞妓 : ミニ英和和英辞書
舞妓[まいこ]
【名詞】 1. apprentice geisha 2. dancing girl
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: [まい]
 【名詞】 1. dancing 2. dance 
舞妓 : [まいこ]
 【名詞】 1. apprentice geisha 2. dancing girl
舞妓 : ウィキペディア日本語版
舞妓[まいこ]
舞妓(まいこ)は、京都の上七軒、先斗町、宮川町、祇園甲部、祇園東の五花街で、舞踊、御囃子などの芸で宴席に興(きょう)を添えることを仕事とする女性のことで、芸妓の見習い修行段階の者をいう。
舞妓・芸妓は、今から約300年前の江戸時代に、京都の八坂神社(当時は祇園社)のある東山周辺の、神社仏閣へ参詣する人や街道を旅する人にお茶をふるまった水茶屋の茶立女(ちゃたておんな)にルーツがあり、水茶屋もはじめはお茶や団子を提供していたものにそのうち酒や料理が加わり、その店で働く彼女達が、歌舞伎芝居を真似て三味線や舞踊を見せるようになった。現在も京都の祇園を中心とした花街で厳しいしきたりの下で活躍している。京都市内で、普通に見かける舞妓は、観光客の扮した変身舞妓であり、舞妓が日中、花街や花街以外を出歩くことはめずらしく、京都府民・京都市民でも、本物の舞妓を見かけることはほとんどない。
なお、東京など関東地方における「半玉」、「おしゃく」とは別の文化起源であるため、区別されるものである。

== 京都の舞妓 ==

古くは「舞子」と書き、かつては9 - 13歳でお座敷に上がり接客作法を学び、芸能など修業して一人前の芸妓に成長していたが、戦後児童福祉法労働基準法の改正にともない現在は中学卒業後でないとなれない。
通例、半年から2年ほどの「仕込み」期間を経た後、1か月間「見習い」としてだらりの帯の半分の長さの「半だらり」の帯を締め、姐さん芸妓と共に茶屋で修行する。置屋の女将、茶屋組合よりの許しが出れば、晴れて舞妓として「見世出し」が可能となる。座敷や舞台に上がるときは芸妓も舞妓も白塗りの厚化粧をするが芸妓が通常を付けるのに対し、舞妓は自髪で日本髪を結い、四季の花などをあしらった華やかで可憐な花簪(長く垂れ下がった簪は一年目のみであり、以後は次第に花が大きくなる。)を挿す。舞妓の初期は「割れしのぶ」という髪型で、2 - 3年後に「おふく」となり、芸妓への襟替え1 - 4週間前には「先笄」を結い、お歯黒を付ける(引眉しないので半元服の習慣が現代に残るものと見てよい)。襟足をV字状に白塗りするのは、江戸時代の女性が生え際の髪を抜いて同形状に整形していた名残である。襟替えして芸妓になる時期は20歳前後の場合が多い。
年齢が若いために見習いであるという建前から、衣装はかならず肩上げ、袖上げのされた裾を引いた振袖の着物を着る。ぽっくり(こっぽりとも、京都では「おこぼ(新米の舞妓には内側に鈴が付けられる)」)の下駄にだらりの帯、という派手な格好もあるせいで、現在ではむしろ芸妓(芸子)よりも舞妓のほうが上方花街の代表的存在であるといえるかもしれない。座敷では主に立方を勤め、祇園甲部に限って京舞井上流、それ以外では若柳流などの舞踊を披露する。いずれの出身地にかかわりなく独特の京ことば(祇園ことば)を使うよう教育されるために、京都の象徴であるがごとくあつかわれることも多い。
本業は茶屋や料亭、旅館などにおいての接待であるが、最近はテレビなどのメディアへの露出、養護施設や病院への慰問、海外への派遣の仕事も多い。近年「一見さんお断り」の閉鎖的空間であった花街も、徐々に門戸を開いており、京都市観光協会が観光イベントとして協賛し2009年1月より祇園の料理旅館で 京料理と舞妓の夕べ なども定期的に開催されるようになり、また、「おおきに財団」(京都伝統伎芸振興財団)が、お茶屋でお座敷遊びのイベントを開催することもあり、一般の観光客にも花街文化を体験できる機会が増えている。
現在、京都の花街で舞妓がいるのは祇園甲部宮川町祇園東先斗町上七軒の五花街である。舞妓の募集に、インターネットを通して舞妓志望者を募る置屋もあり、最近はブームのせいもあってか、舞妓志望者は増える一方である。にもかかわらず、昔気質のつらい修行に耐え切れず辞めてしまう場合が多い。そのため、花街ではいかに質の高い芸舞妓を保持するかが今後の問題である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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