翻訳と辞書
Words near each other
・ 符号無し
・ 符号理論
・ 符号解読
・ 符号語
・ 符号誤り
・ 符号誤り率
・ 符号間干渉
・ 符号関数
・ 符号面
・ 符合
符天暦
・ 符太后
・ 符帳
・ 符底
・ 符延貴
・ 符牒
・ 符瑞君
・ 符皇后
・ 符県
・ 符節


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

符天暦 : ミニ英和和英辞書
符天暦[ふてんれき]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [てん]
 【名詞】 1. heaven 2. sky 

符天暦 : ウィキペディア日本語版
符天暦[ふてんれき]
符天暦(ふてんれき)は、中国、建中年間(780年 - 783年)に曹士蔿(そうしい)によって編纂された中国暦暦法。官暦としては採用されなかったが、その計算方法は後世の暦法に大きな影響を及ぼし、また中国・日本の民間で占星術に広く用いられた。
三統暦以来の上元積年法暦元を遠い過去に置いて計算する方法)を用いず、近距法を用い、顕慶5年(660年)の雨水という近い過去を暦元とした。また、定数の分母を1万とする万分法を用い、1太陽年365\frac日とした。万分法は五代後晋の調元暦、授時暦に採用された。またその中心差の計算は唐末の崇玄暦に影響している。
インド暦の影響を受け、九曜(日・月・五星・羅睺・計都)の運行位置などが計算された。これが占星術と結びついて民間で広く行われた。日本でも天台宗の僧侶日延が輸入して、符天暦と天台宗などの密教と結びついて成立した宿曜道でも用いられた。
なお、室町時代摂関一条兼良の説によれば、天徳2年(958年)に日本でも符天暦が採用されて、今日でも暦道が公式の暦である宣明暦とともに学んでいると記している(ただし、その記述の出典は散逸し、谷川士清の『日本書紀通証』からの引用で知られるのみである)。この記述を裏付ける証拠は乏しいが『小右記』などに暦道と宿曜道が協力して暦を作成時期があることが確認される事や、延応2年(1240年仁治元年)具注暦前田育英会所蔵『江談抄紙背文書)に記載された同年10月16日の月食予報の記述に符天暦の数式が付記されており、公式には採用されなかったものの暦の修正などに際して、資料として用いられていたと考えられている。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「符天暦」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.