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活性炭 : ウィキペディア日本語版
活性炭[かっせいたん]

活性炭(かっせいたん、英語 activated carbon)とは、特定の物質を選択的に分離、除去、精製するなどの目的で吸着効率を高めるために化学的または物理的な処理(活性化、賦活)を施した多孔質炭素を主な成分とする物質である。
== 概要 ==
活性炭は、大部分の炭素の他、酸素水素カルシウムなどからなる多孔質の物質であり、その微細な穴(細孔)に多くの物質を吸着させる性質がある。表面が非極性の性質を持つため、のような極性分子は吸着力が低く、細孔より小さな粒状の有機物を選択的に吸着しやすい。その性質を利用して、脱臭や水質浄化など、有害物質の吸着に用いられる。他の耐熱型の濾材と同じく、加熱・煮沸によって吸着物質を放出し再利用することが出来る。ただし吸着物質が放出されるため換気など注意が必要である。
活性炭に限らず、濾材は一般に表面積が大きいものほど吸着速度が速いと言える。ただし、いくら表面積が大きくとも吸着物質の総量は活性炭の体積を超える事はない。吸着性能は、試薬のメチレンブルーを吸着する能力で測定することが多い。
また、材料、製法、用途によって、繊維状、ハニカム状、円柱状、破砕状、状、粉末状など、多彩な形状に加工される。
不快なにおいの代表格であるアンモニアは、ガスの状態であれば活性炭に吸着されやすいが、水溶液の状態(イオン)であれば非常に吸着されにくい。アンモニアはpHにより水溶液中でガスとイオンの存在比が決まる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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