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宇高連絡船 : ミニ英和和英辞書
宇高連絡船[うこうれんらくせん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たか]
 【名詞】 1. quantity 2. amount 3. volume 4. number 5. amount of money 
: [むらじ, れん]
 【名詞】 1. party 2. company 3. group 
連絡 : [れんらく]
  1. (n,vs) junction 2. communication 3. contact 4. connection 5. coordination 
連絡船 : [れんらくせん]
 (n) connecting ferryboat
: [ふね]
 【名詞】 1. ship 2. boat 3. watercraft 4. shipping 5. vessel 6. steamship 

宇高連絡船 : ウィキペディア日本語版
宇高連絡船[うこうれんらくせん]

宇高連絡船(うこうれんらくせん)は、かつて岡山県玉野市宇野駅香川県高松市高松駅との間で運航されていた日本国有鉄道(国鉄)・四国旅客鉄道(JR四国)の航路鉄道連絡船)である。実際の距離は11.3海里(21.0 km)だが、営業キロ上の距離は18.0 km擬制キロ)であった。
== 概要 ==
1903年(明治36年)3月18日山陽鉄道傘下の山陽汽船商社が開設した、岡山港 - 高松港間および多尾連絡船(多度津港 - 尾道港間)を前身とする。元々は玉藻丸は岡山港-高松港間に、児島丸は多尾連絡船に就航していた。岡山港 - 高松港間航路は、浅喫水船で岡山を出て途中三蟠港で玉藻丸に乗り換え。利用客が低迷したために、同年8月に九蟠、9月に土庄(小豆島)も経由する様に改められた。また、多尾連絡船は当初は直通だったが、1906年(明治39年)6月に鞆港を経由する様になった。両航路とも、1906年(明治39年)の鉄道国有化で国鉄の航路になり、宇高連絡船就航前日まで就航した。
山陽本線を建設した山陽鉄道は、予讃線土讃線の一部を建設した讃岐鉄道1904年(明治37年)に買収した時点で宇野 - 高松間航路の計画を立てていたが、実現したのは同社が鉄道国有法に基づき国有化された後のことだった。
1910年(明治43年)6月12日に宇野線が開通。これまでの山陽汽船商社が開設した、多尾連絡船(尾道 - 多度津間)及び、岡山 - 高松間航路を統合し、宇野 - 高松間の航路が開設された。船舶は、2航路で使われていた船舶2隻(玉藻丸児島丸)を転用した。
以後、本州四国を結ぶ幹線交通路として重用されてきた。1972年(昭和47年)11月8日からは急行便としてホーバークラフトが運航され、さらに1985年末からは、多客期などの臨時急行便として高速艇も運航された。
1988年(昭和63年)4月10日本四備讃線瀬戸大橋線)が開業したことから、前日限りで連絡船とホーバークラフトは廃止され、宇野周辺の利用者のために残された高速艇の運航も1990年(平成2年)3月に休止、翌1991年(平成3年)3月に廃止となった。
なお、瀬戸大橋の通行料が高額であったことなど事情から、宇高連絡船と並行して運航していた民間航路(四国フェリー宇高国道フェリー・本四フェリー〔津国汽船。もとは日本通運が「日通フェリー」として開設し、津国汽船が委託を受ける形で運航。1984年に津国汽船の自社航路となり本四フェリーとして運航〕)宇高航路は、瀬戸大橋開業後も運航を続け、21世紀初頭でもトラックドライバーの利用が多かった〔瀬戸大橋利用よりコスト(利用料金)が安く、乗船中は燃料を節約できることに加えて長距離ドライバーは休息を摂ることができた。〕。しかし、明石海峡大橋の供用開始、本四高速などの通行料金値下げ、燃油価格高騰などが原因で利用者が減少、徐々に減便を余儀なくされる。
2009年(平成21年)4月1日に本四フェリーが撤退〔末期は四国フェリーの船を使用して共同運航の形としていた。〕。2010年(平成22年)2月12日には、国道フェリーと四国フェリーが宇高航路の同年3月26日限りでの廃止を申請したが〔宇高航路来月で廃止/フェリー2社撤退 - 四国新聞2010年2月13日 なお、直島を経由して高松と宇野を結ぶ航路(四国汽船)については同日現在で廃止表明されていない。〕、国道フェリーは同年3月4日に、四国フェリーは同年3月11日に廃止申請を取り下げ、当面の運航継続を決めた。なお、国道フェリーは2012年(平成24年)10月17日をもって休止され、同年10月18日以降の宇高航路は四国フェリー1社による運航となっている。
強風などで本四備讃線の瀬戸大橋橋上区間(児島駅 - 宇多津駅)に通行規制がかかった場合は、これらのフェリーによる代行輸送契約が結ばれている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「宇高連絡船」の詳細全文を読む




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