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国鉄トラ1形貨車 : ミニ英和和英辞書
国鉄トラ1形貨車[こくてつとら1がたかしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くに]
 【名詞】 1. country 
国鉄 : [こくてつ]
 【名詞】 1. national railway 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
貨車 : [かしゃ]
 【名詞】 1. freight car 2. van 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

国鉄トラ1形貨車 : ウィキペディア日本語版
国鉄トラ1形貨車[こくてつとら1がたかしゃ]

国鉄トラ1形貨車(こくてつトラ1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した無蓋貨車である。
== 概要 ==
1927年(昭和2年)から1931年(昭和6年)にかけて製造された、日本初の17トン積み二軸車で、3,400両(トラ1 - トラ3400)が汽車製造川崎造船所/川崎車輛新潟鐵工所などで新製された。最終番号はトラ3429であるが、これは鶴見臨港鉄道南海鉄道(旧阪和電気鉄道)の買収車が計25両(トラ3401 - トラ3425)と二車現存による改番車が4両(トラ3426 - トラ3429)あるためである。また、1928年(昭和3年)に実施された称号規程改正前に1,000両が落成しており、これらはト35000形(ト35000 - ト35999)という旧形式と旧番号を持っている。
従来、標準型無蓋車として15トン積みのト21600形(後のトム1形)、ト24000形(後のトム5000形、トム16000形)が製作されてきたが、これらは側板を固定し、車体中央部に観音開きの鋼製開き戸を設けた形態であった。これらは、車体長の割に容積が大きく、輸送力増強に寄与したものの、側面が全開しないため、木材や車両の輸送には不適であった。これらの欠点を解決するため開発されたのが、本形式である。具体的には、陸軍から野砲の輸送を要請されたのが契機であったという。
1938年(昭和13年)から1939年(昭和14年)にかけて、陸軍の要請により18両が中国中支方面に標準軌改軌の上送られたが、その後の消息は不明である。
本形式は、荷台に長さ2の長尺物を直列に2個積むことができるように設計され、荷台の内法は、長さ8,130mm、幅2,480mm、あおり戸高さ850mm、妻板高さ1,150mm、床面積19.9で、車体は木製である。あおり戸は片側2枚で、中央部の側柱は固定式であったが、長尺物の積載に支障したため、次級のトラ4000形では取り外し式に変更された。その他の主要諸元は、全長8,930mm、全幅2,740mm、容積42.3、軸距4,200mm、自重9.1 - 9.5tである。
走り装置は一段リンク式で、最高運転速度は65km/hである。戦後の1948年(昭和23年)4月の調査では3,205両が残存していたが、経年25年を過ぎたあたりから廃車が始まり、1968年10月1日国鉄ダイヤ改正では高速化不適格車とされ、符号「ロ」が標記された。この時点の残存車はわずか2両で、1969年(昭和44年)度に形式消滅となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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