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二酸化ケイ素 : ミニ英和和英辞書
二酸化ケイ素[にさんかけいそ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [に]
  1. (num) two 
: [さん]
 【名詞】 1. acid 
酸化 : [さんか]
  1. (n,vs) oxidation 
: [か]
 (suf) action of making something
ケイ素 : [けいそ]
 (n) silicon (Si)
: [もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation

二酸化ケイ素 : ウィキペディア日本語版
二酸化ケイ素[にさんかけいそ]

二酸化ケイ素(にさんかケイそ、)はケイ素酸化物で、地殻を形成する物質の一つとして重要である。組成式SiO2シリカ()、無水ケイ酸とも呼ばれる。圧力温度の条件により、多様な結晶相(結晶多形)が存在する。
== 性質 ==
結晶共有結合結晶であり、ケイ素原子を中心とする正四面体構造が酸素原子を介して無数に連なる構造をしている。
二酸化ケイ素の結晶多形の中で代表的なものとして、石英(、水晶)、鱗珪石(、トリディマイト)、クリストバライト()、コーサイト()、 スティショバイト()、ザイフェルト石()、衝撃石英()などがある。
温度と圧力を変化させた場合のシリカ鉱物(SiO2)の安定関係が次第に明らかになってきた。常温常圧下ではα石英が安定だが、573 ℃でβ石英に転移する。さらに温度を上げると、870 ℃でトリディマイト、さらにクリストバライトとなり、融解に到る。温度ではなく圧力を上げていくと、500 ℃から800 ℃の場合は、3.5 GPaでコーサイト(1953年に合成)に、10 GPaでスティショバイト(1961年に合成)に転移することが分かった。
ケイ素原子は非常な高圧下では6個の酸素原子が配位した八面体構造をとることもある。1961年にソ連のS.M.StishovとS.V.Popovaが1200 ℃、160 kbarという条件下で人工的な合成に成功したスティショバイトである。これは隕石が地表に衝突した際にも生成する。例えば、バリンジャー隕石孔から発見されている。遷移層から下部マントル程度の高圧条件下ではシリカはスティショバイト構造をとると考えられている〔Funamori, N.; Jeanloz, R.; Miyajima N.; Fujino K. (2000). "Mineral assemblages of basalt in the lower mantle". ''J. Geophs. Res. - Solid Earth'' 105 (B11): 26037–26043. 要旨 〕〔参考: http://www.geo.arizona.edu/xtal/geos306/fall06-11.htm, http://www.esc.cam.ac.uk/~gbro04/SZ%20processes.html, http://www.suken.co.jp/subject/rika/sc_net/25/Sc25_3.pdf〕〔八木健彦、近藤忠、宮島延吉、亀卦川卓美、"下部マントル深部条件下における高温高圧X線回折実験" , ''PHOTON FACTORY NEWS'' Vol.20 No.3 NOV. 2002 PDF 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「二酸化ケイ素」の詳細全文を読む




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