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上杉憲実 : ミニ英和和英辞書
上杉憲実[うえすぎ のりざね]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [じょう]
 (n,pref,suf) 1. first volume 2. superior quality 3. governmental 4. imperial 5. top 6. best 7. high class 8. going up 9. presenting 10. showing 1 1. aboard a ship or vehicle 12. from the standpoint of 13. as a matter of (fact) 13. superior
: [すぎ]
 【名詞】 1. Japanese cedar 2. cryptomeria japonica 
: [み, じつ]
 【名詞】 1. fruit 2. nut 3. seed 4. content 5. good result 

上杉憲実 : ウィキペディア日本語版
上杉憲実[うえすぎ のりざね]

上杉 憲実(うえすぎ のりざね)は、室町時代中期の武将守護大名関東管領上野武蔵伊豆守護。越後守護上杉房方の3男。子に憲忠房顕、周清(上杉憲房の父)、法興、周泰ほか。養父は従兄の上杉憲基。猶子に上杉実定(さねさだ、憲基の実弟・佐竹義人の次男)。関東管領を務め、足利学校金沢文庫を再興したことで知られる。
== 生涯 ==

=== 関東管領 ===
応永17年(1410年)、越後守護・上杉房方の三男として越後国で生まれる〔『関東公方足利氏四代』・137頁〕。幼名は孔雀丸(くじゃくまる)。なお、信頼性のおける史料に、憲実の生年を明記したものはなく〔『関東公方足利氏四代』・136-137頁〕、憲実が丁度武家の人間が慣習上判始を開始する年齢にあたる15歳である応永31年(1424年)から判始の記録が見えること、「大内氏実録」に文正元年(1466年)に57歳で死去したと記述されていることから、1410年生まれと考えられている〔。
応永24年(1417年)、前年からの鎌倉での上杉禅秀の乱が収束し、翌25年(1418年)には従弟の関東管領・上杉憲基山内上杉家)が死去したため、その後継者に選ばれて鎌倉へ入り、偏諱(山内上杉家の通字「憲」の字)を受けて憲実と名乗る。憲基は生前より憲実のことを評価していたようであり〔『人物叢書 上杉憲実』18頁〕、彼をあらかじめ後継者と定めていたとも考えられる〔。しかし、歴史学者の渡辺世祐は、憲基盤の死後、被官である長尾氏大石氏が憲基の遺言を装って決めたことではないかと指摘している〔。
応永26年(1419年)に憲基の死去に伴い、10歳で室町幕府の出先機関の鎌倉府において鎌倉公方を補佐する関東管領に就いたといわれており、翌27年(1420年)には就任が確認できる。また、上野・武蔵・伊豆の守護ともなる。応永30年(1423年)6月~8月には、小栗満重の乱を起こした常陸小栗氏征伐に出陣し、小栗城を攻め落としている。
応永35年(1428年)、室町幕府4代将軍足利義持が死去し、籤引きで足利義教が6代将軍に就任した。憲実の主君の鎌倉公方足利持氏は自らが将軍後継の候補に選ばれなかった事に不満を持ち、兵を率いて上洛しようとするが、憲実はこれを諫止する。また、持氏が幕府の改元を無視すると永享3年(1431年)には謝罪の使節を派遣、翌4年(1432年)には鎌倉府が横領していた所領を幕府に返還し、同年に幕府で将軍・義教の富士下向が協議されると、憲実は警戒して関東情勢の不穏を理由に下向の延期を促し、幕府の醍醐寺三宝院門跡満済らに進物するなど、憲実は一貫して鎌倉府と幕府との調停に努めている。一方で、幕府は憲実を通じて鎌倉の動向を把握しようとしていた形跡が見られ、義教への対抗姿勢を続ける持氏と穏健派の憲実は確執が生じるようになっていたと考えられている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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