翻訳と辞書
Words near each other
・ 酢酸カーミン液
・ 酢酸カーミン溶液
・ 酢酸クロム(II)
・ 酢酸クロルマジノン
・ 酢酸グアナベンズ
・ 酢酸ゲラニル
・ 酢酸コバルト(II)
・ 酢酸コルチゾン
・ 酢酸コルチゾン水性懸濁注射液
・ 酢酸セシウム
酢酸セルロース
・ 酢酸ソーダ
・ 酢酸タリウム
・ 酢酸タリウム(I)
・ 酢酸ダーリア溶液
・ 酢酸デキサメタゾン
・ 酢酸トコフェロール
・ 酢酸トリフェニルスズ
・ 酢酸ナトリウム
・ 酢酸ナトリウム試液


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

酢酸セルロース : ミニ英和和英辞書
酢酸セルロース[ちょうおん]
acetylcellulose
===========================
: [さん]
 【名詞】 1. acid 
セルロース : [せるろーす]
 (n) cellulose, (n) cellulose
ロース : [ろーす]
 【名詞】 1. (abbr) roast 2. roasting meat 3. sirloin 4. pork loin 5. (P), (n) (abbr) roast/roasting meat/sirloin/pork loin
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
酢酸セルロース ( リダイレクト:アセチルセルロース ) : ウィキペディア日本語版
アセチルセルロース[ちょうおん]
アセチルセルロース (acetylcellulose) はセルロースから製造される合成樹脂で、繊維映画フィルム録音テープのベース材として利用される。酢酸セルロース(さくさんセルロース)ともいう。
== 概要 ==
世界で初めて人工的に作られた合成樹脂は、セルロースを硝酸エステルとして修飾したニトロセルロースセルロイド)であった。しかし、ニトロセルロースは火薬・爆薬としても使われる物質であり、発火性を有した。そのため発火性のない他の物質の開発が期待された。
アセチルセルロースは1869年フランスのシュッツェンベルジェ (P. Schutzenberger) がセルロース無水酢酸とから初めて製造し、1894年イギリスのクロス (C. F. Cross) とベバン (E. J. Bevan) によりこれを製造するための脱水触媒が改良された。
グルコース単位の3つのヒドロキシ基を全てアセチル化したものはトリアセチルセルロースと呼ばれ、当時はクロロホルムにしか溶けず紡績には利用できないとされたが、塩化メチレンに溶解することがわかり、1930年ころから特に日本において塩化メチレンを使ってアセテート繊維が紡績されている。また、第一次世界大戦中は飛行機の翼抵抗を低減させる塗料として利用された。今日では繊維用のほか、電線やコイルの絶縁体、タバコのフィルター材料として用いられている。
トリアセチルセルロースを3倍量のアセトンに20時間ほどかけて溶解し、一部のアセチル基のエステル結合加水分解してヒドロキシ基に戻し、2,5-アセチルセルロースにしたものはアセトンによく溶けるので、これを溶剤にして乾式紡糸するとアセテート繊維が得られる〔瓜生 敏之、「アセチルアセテート」、『世界大百科事典』、CD-ROM版、平凡社、1998年。〕。発火性はなくカーテン地などに用いられる。また、トリアセチルセルロースをプラスチックとしてフィルム・シート状に加工した素材(略称TAC)は、1990年代以降、液晶パネル偏光板などに用いられて生産量が拡大した。TACの加工・生産方法は、かつての写真フィルムメーカーが開発を主導してきた経緯があり、2000年代初頭のメーカー別シェアは富士写真フイルムの約8割、コニカミノルタの約2割と日本企業がほとんどを占めた。
アセチルセルロースの成分はいずれも天然に存在し、若干の生分解性を持つとされている〔 〕〔 〕。
古生物植物化石研究法にアセチルセルロース樹脂のシート、つまりアセテートフィルムを利用したピール法というものがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アセチルセルロース」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cellulose acetate 」があります。

酢酸セルロース : 部分一致検索
アセチルセルロース[ちょうおん]
===========================
「 酢酸セルロース 」を含む部分一致用語の検索リンク( 3 件 )
三酢酸セルロース
硝酸酢酸セルロース
酢酸セルロース



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.