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種子散布 : ミニ英和和英辞書
種子散布[ぬの]
seed dispersal
===========================
: [たね, しゅ]
 【名詞】 1. (1) seed 2. pip 3. kind 4. variety 5. quality 6. tone 7. (2) material 8. matter 9. subject 10. theme 1 1. (news) copy 12. (3) cause 13. source 14. trick 15. secret 16. inside story 1
種子 : [しゅし]
 【名詞】 1. seed 2. pit 
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)
散布 : [さんぷ]
  1. (n,vs) dissemination 2. scattering 3. sprinkling 4. spraying 
: [ぬの]
 【名詞】 1. cloth 
種子散布 ( リダイレクト:種子#種子の散布 ) : ウィキペディア日本語版
種子[しゅし]

種子 (しゅし、〈たね〉) とは種子植物有性生殖によって形成される散布体である。一般には、単にたね)と呼ばれることが多い。
種子は親植物の組織起源の種皮(しゅひ)という皮に包まれ、その中には受精卵から発育した幼い植物体、すなわちが入っている。種子はめしべにある胚珠から発達する。被子植物の場合、種子は子房に包まれていて、これが後に果実となる。裸子植物の場合は、めしべの表面に乗っている。
農業繁殖に用いられるものは、厳密には種子でなくとも、もみなどと呼ばれる。
== 種子の構造 ==
たとえば、はさまざまなマメ科植物の種子である。これを例に説明する。
*豆は、普通、細長いの中にいくつか並んで収まっている(アメリカデイゴの豆果 )。この鞘は、めしべの基部、子房が膨らんだものである。子房は胚珠を中に収め、胚珠が種子に発達してもそれを包んでいる。子房に由来する構造を果実という。
*個々の豆の表面は、薄い皮に包まれている。この皮を種皮と呼ぶ。種皮は珠皮に由来する。
*種皮をはがすと、中には大きく2つに割れる部分がある。半球形の2つの部分は、小さな出っ張りの部分でつながり、その間には小さな折り重なったような構造がみられる。半球形の部分は子葉(しよう)と呼ばれ、発芽すると双葉(ふたば)として地上に姿を現す(種子内に留まるものもある)。丸く膨らんでいるのは、栄養が蓄えられているからである。
*子葉をつなぐ出っ張りは、胚軸(はいじく)と呼ばれ、芽生えた苗の茎になる部分である。胚軸に続く部分(子葉と反対側)が根となる幼根である。間に挟まった折り重なったものは、双葉の次の本葉が既に形成されているのが見えているものである。
このように、種子の中には、既にこれから発芽する苗が含まれている。
カキの種子では、中の様子がかなり異なっている。種子を半分に切ると、幼い植物体は種子に比べてずっと小さく、種皮の中には半透明の固いものが詰まっている。これは胚乳と呼ばれ、胚嚢(はいのう)の中央細胞(2つの極核を含む)と花粉管内に生じた精細胞の1つが受精したもの(核としては2個の極核と1個の精核、合計3つの受精する)に由来する。このような種子では、胚乳に栄養が蓄えられている。イネムギでは幼植物は種子の末端部分にあり、種子本体の大部分を胚乳が占める。
基本的に被子植物の種子は、カキの例のように、発生の出発点において極核を含む中央細胞と精細胞が受精した3倍体核に由来する胚乳を生じるが、マメ科など一部の植物では二次的に胚乳が退化し、かわりに子葉などに発芽のための栄養分を蓄える。ほかに、ラン科エビネの種子 )など若干の植物で、発芽のための蓄えを持たず、菌類との共生に依存するなどして発芽する例がある。裸子植物の胚乳は1倍体の雌性配偶体自体に由来し、シダ植物前葉体相同の器官で、被子植物の胚乳とは異質な面がある。
多くの種子は、幼植物が発芽するための栄養分を子葉か胚乳に蓄えているため、動物から見れば魅力的な食料である。人間の食物の中にも種子はさまざまに用いられ、特にマメ科やイネ科のものは、しばしば主食の位置を占める。主食に使われるイネ科の種子を穀物と呼ぶ。蓄えられる栄養分は、デンプン油脂の形である場合が多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「種子」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Seed 」があります。




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