翻訳と辞書
Words near each other
・ 灰司
・ 灰吹き
・ 灰吹き法
・ 灰吹屋薬局
・ 灰吹法
・ 灰吹皿
・ 灰吹銀
・ 灰土
・ 灰地順
・ 灰均し
灰坊主
・ 灰塗れ
・ 灰塚ダム
・ 灰塵
・ 灰寄
・ 灰山元治
・ 灰山元章
・ 灰岩線
・ 灰島かり
・ 灰島秀樹


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

灰坊主 : ミニ英和和英辞書
灰坊主[あくぼうず]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はい]
 【名詞】 1. ash 
坊主 : [ぼうず]
 【名詞】 1. (1) Buddhist priest 2. bonze 3. (2) close cropped hair 4. crew cut 
: [ぬし, おも]
 【名詞】 1. owner 2. master 3. lover 4. god 

灰坊主 : ウィキペディア日本語版
灰坊主[あくぼうず]

灰坊主(あくぼうず)は、秋田県岩手県に伝わる正体不明の妖怪。秋田県仙北郡雄勝郡では囲炉裏の中に住んでいるとされ、灰をいじると現れるという。そのことから、古来より囲炉裏の灰をいじっていると「灰坊主が出る」と言って戒められた。名称の「坊主」はを意味する坊主ではなく、怪物を意味している。
また岩手県九戸郡では、風呂に2回入ったり、仏壇に供えられたご飯を食べたり、裸で便所に入ると灰坊主が現れるとされ、同様に戒められていた〔。
「灰坊主」の名は宮城県の史料『宮城県史』によるもので、民俗学研究所による『綜合日本民俗語彙』では「アク坊主」と表記されている〔。
== 類話 ==
東北地方には、灰をいじると妖怪が現れるという伝承が多い。岩手の二戸郡では、の灰を弄ぶ者は「アマネサク」という妖怪によって灰の中に引き入れられ、食べられてしまうといわれる。これは天邪鬼のこととする説もあり、福島県の一部でも炉から現れるものが「アマンジャク」と呼ばれている〔。また柳田國男の著書『遠野物語拾遺』によれば、遠野地方でも炉の灰を掘ると「ボコ」という妖怪が現れるという。
青森県では、頭の上に口がある「あぐばんば」が囲炉裏の中におり、灰をいじると現れるという。秋田県の由利郡象潟町(現・にかほ市)などではこれを「灰ばばあ(はいばばあ)」ともいって、灰をいじる子供をさらって頭上の口で食べたり、年に一度、若い娘をさらったりするという。
灰坊主が実際に現れたという伝承が確認されていないこともあって、これら一連の妖怪は、囲炉裏の灰を悪戯してはいけないという教訓として生み出された妖怪と考えられている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「灰坊主」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.