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宝生流 : ミニ英和和英辞書
宝生流[ほうしょう-りゅう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たから]
 【名詞】 1. treasure 
宝生 : [ほうしょう]
 【名詞】 1. Ratnasambhava 2. The Jewel-born (a dhyani-Buddha)
: [せい, なま]
  1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed 
: [りゅう]
  1. (n,n-suf) style of 2. method of 3. manner of 4. school (of thought) 

宝生流 : ウィキペディア日本語版
宝生流[ほうしょう-りゅう]

宝生流(ほうしょう-りゅう)は能楽の流派の一。現在、シテ方ワキ方下掛宝生流)とがあり、それぞれ別の流儀である。単に「宝生流」というときはシテ方の宝生流をいうことが多い。
また、かつて大鼓方にも「宝生流」「宝生錬三郎派」と呼ばれる流儀があったが、1986年観世流の名に復した。
== シテ方 ==
観世流に次ぐ第二の規模を誇る。重厚な芸風で謡を重視し、弱吟にあるクリ音より高い甲(かん)グリ音(観世では鸚鵡小町に弱吟唯一の甲グリ音がある)など、その独特の謡の魅力から「謡宝生(うたいほうしょう)」とも呼ばれる。現宗家は2008年4月に宗家を継承した宝生和英(ほうしょうかずふさ)で二十世。
芸祖は観阿弥の長兄・宝生太夫。大和猿楽の外山座(とびざ)の流れを汲む。外山座はその看板役者・宝生太夫の名を取って宝生座と呼ばれるようになった。
宝生座は多武峰春日大社(若宮祭)、興福寺(薪猿楽)に参勤し、代々の宝生太夫は室町幕府に仕えた。江戸時代には五代将軍徳川綱吉がとりわけ宝生流を贔屓し、他座の囃子方を宝生流に転属させるほどであった。またその頃、加賀藩主・前田綱紀の後援を受け、加賀の地では金春流に代わって宝生流が盛んとなった。
現在でも「加賀宝生」と呼ばれ、北陸では大きな勢力を誇る。その他「会津宝生」「南部宝生」「佐渡宝生」「久留米宝生」などの地域地盤が残る。十一代将軍徳川家斉も宝生流を愛好し、その隆盛を受け、1848年(弘化5年)には宝生太夫友于が大規模な勧進能を興行。この筋外橋門外での15日間の「弘化勧進能」は、江戸時代最大にして最後の勧進能となった。
明治期の名人として宝生九郎知栄松本金太郎。その薫陶を受けた松本長野口兼資近藤乾三高橋進(重要無形文化財保持者(人間国宝))などの名人を多く輩出している。当代の名人として三川泉(重要無形文化財保持者(人間国宝))、近藤乾之助がいる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「宝生流」の詳細全文を読む




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