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加牟那塚古墳 : ミニ英和和英辞書
加牟那塚古墳[かんなづか]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [か]
 【名詞】 1. addition 2. increase 
: [つか]
 【名詞】 1. mound 
: [ふる]
 【名詞】 1. used 2. secondhand
古墳 : [こふん]
 【名詞】 1. ancient (mound) tomb 

加牟那塚古墳 : ウィキペディア日本語版
加牟那塚古墳[かんなづか]

加牟那塚古墳(かんなづか(かむなづか)こふん)は、山梨県甲府市千塚にある古墳6世紀後半の横穴式石室を持つ円墳山梨県指定史跡「加牟那塚」。
== 立地と地理的・歴史的景観 ==
県中部、甲府盆地の北縁部に位置する。奥秩父山地金峰山から発し南流する荒川左岸の緩傾斜地に立地し、千塚地区と湯村地区の境界付近にあたる。荒川は甲斐市との境界を南東に流れ、荒川扇状地沖積地から盆地北縁にかけての一体は横穴式石室を持つ後期古墳や古墳群が濃密に分布する。現在は市街化により多くが消失しているが、「千塚(ちづか)」の地名が示す通り万寿森古墳や湯村山古墳群など周辺にも多くの古墳が分布し、北部には県内最大級の積石塚である天狗沢古墳がある。
甲府盆地底部は河川の氾濫原にあたり安定的定住が困難な地域で、弥生時代から古墳時代にかけて考古席遺跡は盆地周辺の丘陵地域や自然堤防、微高地上などに分布している。荒川扇状地では弥生後期の榎田遺跡があり、近接する甲斐市南部には弥生中期の金の尾遺跡が県内で代表的な弥生集落として知られるが、弥生時代から古墳前期までの遺跡は少ない。
弥生後期から古墳前期には盆地南縁の曽根丘陵に東海地方経由で先進文物を導入し、4世紀後半にはヤマト王権の影響を受けた前方後円墳である甲斐銚子塚古墳(甲府市下曽根町)や岡銚子塚古墳笛吹市八代地域)などが出現し、古墳中期には中道勢力が衰退し中小規模の古墳築造が盆地各地へ拡大する。盆地北縁では塩部遺跡や榎田遺跡など方形周溝墓を伴う5世紀前半から集落遺跡が見られ、6世紀代には横穴式石室を持つ古墳の築造が開始され、渡来人の進出も見られている。また、荒川右岸地域では松ノ尾遺跡などこの時期の集落遺跡があり、赤坂台地には赤坂台古墳群が出現し、加牟那塚古墳はこれら勢力を背景に成立した盟主墳であると考えられている。
律令制下ではこの地域は巨摩郡山梨郡の境界に近い巨摩郡青沼郷に比定され、荒川右岸地域は松ノ尾遺跡や天狗沢瓦窯跡から仏教遺物も出土しており、巨摩郡における重要な地域であったと考えられている。6世紀後半から7世紀の甲府盆地では、加牟那塚古墳を中心とする甲府北西部勢力と盆地東部にあたる笛吹市八代町の姥塚古墳を中心とする御坂勢力の対峙状況が想定されており、加牟那塚古墳や姥塚古墳の存在から両勢力の均衡が古代の郡郷制の確定にも影響していると考えられている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「加牟那塚古墳」の詳細全文を読む




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