翻訳と辞書
Words near each other
・ 付録
・ 付随
・ 付随体
・ 付随体染色体
・ 付随性
・ 付随染色体
・ 付随煩悩経
・ 付随現象
・ 付随現象主義
・ 付随説
付随車
・ 付随音楽
・ 付隨染色体
・ 付馬
・ 付骨
・ 仙
・ 仙(疝)痛
・ 仙(疝)痛、腹痛
・ 仙がい
・ 仙がい義梵


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

付随車 : ミニ英和和英辞書
付随車[ふずいしゃ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ふ]
  1. (n,vs) giving to 2. submitting to 3. refer to 4. affix 5. append
付随 : [ふずい]
  1. (n,vs) incident to 2. attaching to 3. annexed to 4. concomitant 5. attending
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

付随車 : ウィキペディア日本語版
付随車[ふずいしゃ]

鉄道車両における付随車(ふずいしゃ)とは、電車気動車など複数車両に動力を分散配置する方式である動力分散方式において、動力を持たない車両のことである。英語の''Trailer''の頭文字をとって、Tと略記される。
== 概要 ==

広義では動力を持たない車両全般を指し、狭義では動力運転台の双方を持たない車両を指す。広義の付随車のうち運転台を持つ車両は、制御車 (Tc) または制御付随車と称し、狭義の付随車と区別することが多い。
狭義の付随車は、日本の鉄道において記号「サ」で表されることが多い。由来については、古語の「''候ふ''(さぶらふ)」(「貴人の側にお仕えする」という意味)や英語のSubordinate(随行するものという意味)、動力車の間に挿入されることから「''差し挟む''(さしはさむ)」の「サ」など、諸説がある。〔尚、「''付随車''」の「フ」では既存の緩急車の記号と重複することになる。〕また、気動車用の付随車の記号は「キサ」である。
1911年明治44年)に制定された鉄道院の車両形式称号規程では、電車を表す「デ」の中に含まれたが、1914年大正3年)4月に主電動機を装備しない車両を表す「トデ」が制定された。同年8月には、制御車と共通で記号「ク」が制定されたが、1917年(大正6年)に運転台を持たない付随車「サ」が分離された〔私鉄では、付随車で運転台があっても「サ」を付けていた1940年以前の武蔵野鉄道(西武鉄道の前身)の事例(この時点の同社には本項で述べている運転台のない付随車は存在していない。)や、付随車にもかかわらず、会社として「サ」の設定がないため制御車の「ク」を付けていた京成電鉄の事例がある。〕。
付随車は制御回路引き通して編成の中間に組成されるものが一般的だが、制御回路の引き通しを持たず、動力車の後部に連結・牽引される後付付随車(あとづけふずいしゃ)と呼ばれるものも存在する。こちらは、終端駅機関車牽引列車のように動力車を前後に付け直す必要があり、かつては各地の軽便鉄道などでよく見られた運行形態であるが、上田交通別所線の運転が新車導入でなくなった現在では、銚子電気鉄道が保有するワム80000形貨車を改造した遊覧客車「ユ101」が唯一の存在であったが、老朽化のため2012年3月31日付で廃車となり、後付付随車はなくなった。
電車の付随車の場合、通常集電装置は不要であるが、中には付随車でありながらパンタグラフや変圧器などの電装品を装備し、電動車と不可分のユニットを組むものがある。これは、機器を分散させて車両の重量を平準化するために行われる。日本国有鉄道(国鉄)では781系電車で初めて採用され、電動車と一体不可分であることから、「A」 (Alternative) や「p」 (Pantograph) というサフィックス(副記号)をつけて表され、偶数形式を付されることが多い。国鉄分割民営化後も搭載機器の多い交流直流両用電車や交流用電車で採用される例が多く、JR西日本683系電車の「サハ682形」やJR九州883系電車の「サハ883形」などが存在している。また、第二次世界大戦直後には、南海サハ3801形3801(初代)の様に電化区間で蒸気機関車牽引列車の客車代用として用いられる際に、室内灯に給電するためにパンタグラフを搭載した例もあった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「付随車」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.