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井伊直政 : ミニ英和和英辞書
井伊直政[いいなおまさ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [い]
 【名詞】 1. well 
: [ひた, ちょく]
 【名詞】 1. earnestly 2. immediately 3. exactly
: [せい, まつりごと]
 【名詞】 1. rule 2. government 

井伊直政 : ウィキペディア日本語版
井伊直政[いいなおまさ]

井伊 直政(いい なおまさ)は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての武将大名井伊氏第17代または24代当主〔『寛永諸家系図伝』以来、江戸時代の井伊氏系図類では、初代共保から17代目に直政をかぞえる。幕末に国学者長野義言が作成した「訂正井家御系図案」で、南北朝期の人物ら7名を追加して、直政を24代とした。〕。上野国高崎藩の初代藩主。後に近江国佐和山藩彦根藩)の初代藩主。兜は天衝脇立朱漆塗頭形兜。
徳川氏の家臣(家臣になった当時は外様)。自身が組織した井伊の赤備えは戦国屈指の精鋭部隊として特に有名である。徳川氏きっての政治家・外交官としても名高い。遠江国井伊谷の出身で若手の武将でありながら、『柳営秘鑑』では榊原氏鳥居氏と並び、「三河岡崎御普代」として記載されている。また、江戸時代に譜代大名の筆頭として、江戸幕府を支えた井伊氏の手本となり、現在の群馬県高崎市滋賀県彦根市の発展の基礎を築いた人物でもある。
徳川四天王徳川十六神将徳川三傑に数えられ、家康の天下取りを全力で支えた功臣として、現在も顕彰されている。その一例として、滋賀県彦根市では、直政が現在の彦根市の発展の基礎を築いたということを顕彰して、「井伊直政公顕彰式」という祭典が毎年行われている。
大正6年(1917年11月17日、贈従三位。
== 生涯 ==

=== 家康の家臣になるまで ===
永禄4年(1561年)2月19日、今川氏の家臣である井伊直親の長男として、遠江国井伊谷(現在の静岡県浜松市北区引佐町井伊谷)で生まれる。幼名は虎松。井伊氏は先祖代々、井伊谷の国人領主であり、当時の井伊家当主である井伊直盛(直政の父の従兄)は今川義元に仕えて桶狭間の戦いで戦死した。父の井伊直親は、直政の生まれた翌、永禄5年(1562年)に謀反の嫌疑を受けて今川氏真に誅殺される。当時、虎松はわずか2歳であったため、新たに直親の従妹に当たる祐圓尼が井伊直虎と名乗り、中継ぎとして井伊氏の当主となった。
虎松も今川氏に命を狙われたが、新野親矩が今川に助命して新野のもとで直政とその母は暮らす。しかし永禄7年(1564年)、新野親矩が討死し、そのまま新野の妻のもとで育てたとも、井伊直盛の正室と直政の実母が養育したともいうが、永禄11年(1568年)、甲斐の武田が今川を攻めようとした際、井伊家家老の小野但馬は今川からの命令として、直政を亡き者にして小野が井伊谷の軍勢を率いて出兵しようとしたため、直政を出家させることにして浄土寺、さらに三河鳳来寺に入った。
江戸時代中期、享保15年に著された「井伊家伝記」では、井伊直虎を直政の「養母」と表現するが、直政には実母(奥山親朝娘)がいる。江戸時代には、実子でない家督相続は養子関係を結んだことから、「養母」とは直政の前代の当主という意味と理解できる。実際には、直虎と直政の間に実母に代わる母子関係があったわけではない。
天正2年(1574年)、直政が井伊直親の13回忌のために龍潭寺に来た時、井伊直盛の正室(井伊直虎の母)・井伊直虎・龍潭寺住職・直政の母が相談し、家康に仕えさせようとするが、まずは鳳来寺に帰さないために直政の母が松下源太郎に再嫁し、直政は松下家の養子になったことにしたという〔享保15年 龍潭寺祖山著「井伊家伝記」〕。天正3年(1575年)、徳川家康に見出され、井伊氏に復することを許され虎松を万千代と改めた。さらに旧領である井伊谷の領有を認められ、家康の小姓として取り立てられた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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