翻訳と辞書
Words near each other
・ 乙字湯
・ 乙宝寺
・ 乙宮神社
・ 乙宮神社 (新上五島町小河原郷)
・ 乙宮神社 (新上五島町立串郷)
・ 乙寶寺
・ 乙屈利失乙毗可汗
・ 乙屈利失乙毘可汗
・ 乙島
・ 乙島 (倉敷市)
乙島村
・ 乙島祭り
・ 乙川
・ 乙川ミキ
・ 乙川優三郎
・ 乙川弘文
・ 乙川村
・ 乙川祭礼
・ 乙川祭禮
・ 乙川駅


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

乙島村 : ミニ英和和英辞書
乙島村[おとじま]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [おつ, きのと]
  1. (adj-na,n) 2nd in rank 2. second sign of the Chinese calendar
: [しま]
 【名詞】 1. island 
: [むら]
 【名詞】 1. village 

乙島村 ( リダイレクト:乙島 (倉敷市) ) : ウィキペディア日本語版
乙島 (倉敷市)[おとしま]

乙島(おとしま)は、岡山県倉敷市玉島地域にある大字である。住所表記上は玉島乙島(たましまおとしま)と書く。
==概要==
玉島の南東部にあたる。東は高梁川河口部、西は玉島港、南は瀬戸内海(水島灘)に面している。地区の西・北部は丘陵、南・東・中央部は平野となっている。〔巌津政右衛門『岡山県地名事典』日本文教出版社〕
かつて周囲は玉の浦(たまのうら)あるいは甕の海(もたいのうみ)と呼ばれる海域で、現在の丘陵部は隣接の玉島地区の一部とともに乙島もしくは戸島(としま)という島で、近隣の島と諸島をなしていた。現在の地名はこれに由来している。また、現在の北東部の上成地区との境界にある丘は、狐島という小島であった。
平野部は近世以降の新田干拓や埋立造成により生まれた土地である。南部の海浜部は現代における埋立造成地で、工業地帯となっている。水島から続く水島臨海工業地帯の一部である。
古代においては、『和名抄』記載の備中国浅口郡間人郷の一部であったされている。古くから漁村として漁業を主産業としていた。〔
江戸時代の寛永19年、備中松山藩主の水谷勝隆の時代から乙島はその領分となった。正保時代に作られた古図に乙島村二百石六升六合松山領との記載がある。
元禄6年には幕府領に移管され、倉敷支配所の配下となった。元禄の検地には、乙島村二百石五升五合、井ノ浦塩浜八十八石五升とあり、この頃に塩田の開発も行われている。
元禄15年に遠江浜松藩の飛地領に変わったが、享保14年に再び幕府領倉敷支配所管轄となった。〔
18世紀後半の寛政年間に当地の庄屋・守屋十左右衛門が主導し、子・孫の3代にわたり新田開発が行われた。幕末までに新たに150町歩を造成し、狐島とともに陸続きとなった。この新田を乙島内新田と呼んだ。当初、新田干拓計画は江戸初期に松山藩主水谷勝宗が計画したが、領主の交代などで事業が進まなかった。その後、1758年(宝暦8年)には、近隣の阿賀崎新田村の藤九郎が倉敷代官所に新田開発を願い出たが、上流14村の名主や庄屋の反対に合い、再び実現できなかった。そして寛政年間になりやっと実現した。〔岡山県大百科事典編集委員会『岡山県大百科事典』山陽新聞社〕
『備中村鑑』には、乙島村900石3斗1升8合6勺、守屋勝太郎と記載されている。〔
明治になると、狐島の東半分を上成村へ割譲、また玉島村の一部を乙島村へ編入した。その後、明治35年に乙島村は玉島町へ編入。のち玉島市を経て、新しい倉敷市となり現在に至っている。〔
昭和9年に坂田新田(56ヘクタール)を干拓、同18年に養父ヶ鼻周辺を埋立てて太平新開(33ヘクタール)を造成し、浦賀重工業を誘致した。さらに高梁川河口西側の大型干拓が国営事業として行われ、玉島レイヨン(のちの倉敷レイヨン)を中心とした興行千葉開発された。続いてその沖合が干拓・埋め立てされ、水島から一連をなす工業地帯(水島臨海工業地帯E地区)の造成となった。〔
これら一連の干拓や埋立造成により、現在の乙島中南東部・高梁川河口西岸の広大な平地が生まれた。
現在は幹線道路の整備や工場など企業誘致により、市街化・宅地化が進行している。一方、平野部では排水良好な砂質壌土であるため、野菜の産地となっている。丘陵部も宅地化しているが、野菜・果実の栽培も行われている。〔また、高梁川河口部の砂浜では、アナジャコが多く捕れ、乙島ジャコの名でブランド化している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「乙島 (倉敷市)」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.