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ロンドン地下鉄路線図 : ミニ英和和英辞書
ロンドン地下鉄路線図[ろんどんちかてつろせんず]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ロンド : [ろんど]
 (n) rondo, (n) rondo
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地下 : [ちか]
 【名詞】 1. (1) basement 2. cellar 3. (2) underground (railway) (abbr) 4. subway 5. metro 
地下鉄 : [ちかてつ]
 【名詞】 1. underground train 2. subway 
: [した, もと]
 (adv) under (esp. influence or guidance)
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
鉄路 : [てつろ]
 【名詞】 1. railroad 2. railway
: [ろ]
 【名詞】 1. road 2. street 3. path
路線 : [ろせん]
 【名詞】 1. route 2. line 3. alignment 
: [ず]
  1. (n,n-suf) figure (e.g., Fig 1) 2. drawing 3. picture 4. illustration 

ロンドン地下鉄路線図 : ウィキペディア日本語版
ロンドン地下鉄路線図[ろんどんちかてつろせんず]


現在のロンドン地下鉄路線図の画像は以下を参照:
標準ロンドン地下鉄路線図

ロンドン地下鉄路線図またはチューブ・マップ英語:tube map)は、ロンドン地下鉄(通称:チューブ)の路線、駅、ゾーンを描いた図式的配置ダイアグラム路線図)である。
図式的配置ダイアグラムであるため、地理的な正確性ではなく、路線上の駅の相対的な位置、駅同士の接続関係、および料金ゾーンの範囲が示されている。その設計思想、特に地理的正確性よりもトポロジー(位相幾何学)に基づいた考え方は、世界中のネットワーク地図で幅広く採用されている。
== 歴史 ==

=== 初期の路線図 ===

現在は単一の組織によって管理されているロンドン地下鉄の路線ネットワークは、19世紀から20世紀初頭にかけて路線を建設した独立の地下鉄会社の集合体として始まった。それらの会社はそれぞれ独自の路線図を発行していたが、共同でそれらを統合した地図を作ることはなかった。初期の路線図は、地理的な標準地図に基づいた、地理的特徴および主要道路の上に路線の方向と駅の位置を示しただけのものであった。
最初の統合された路線図は、1908年、4つの地下鉄会社の合併会社として誕生したロンドン地下電気鉄道(英語:Underground Electric Railways Company of London Limited、略称:UERL)によって「アンダーグラウンド」 (Underground) ブランドの下で発行された。統合路線図には8路線が描かれており、4路線はロンドン地下電気鉄道の運営、残り4路線は各地下鉄会社が運営していた:
* UERLの路線
 * ベーカーストリート・アンド・ウォータールー鉄道 (英語:Baker Street and Waterloo Railway) - 茶色
 * チャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道 (英語:Charing Cross, Euston and Hampstead Railway) - 灰色
 * グレート・ノーザン・ピカデリー・アンド・ブロンプトン鉄道 (英語:Great Northern, Piccadilly and Brompton Railway) - 黄色
 * ディストリクト鉄道 (英語:District Railway) - 緑
* その他の路線
 * セントラル・ロンドン鉄道 (英語:Central London Railway) - 青
 * シティ・アンド・サウス・ロンドン鉄道 (英語:City & South London Railway) - 黒
 * グレート・ノーザン・アンド・シティ鉄道 (英語:Great Northern & City Railway) - 橙色
 * メトロポリタン鉄道 (英語:Metropolitan Railway) - 赤
この初期の路線図では地理的な地図を利用したため、いくつかの制限を余儀なくされた。例えば路線図中央部の込み入った部分を詳細に描くためにディストリクト線とメトロポリタン線の末端路線は省略され、このため完全なネットワーク図とはならなかった〔省略による問題は半世紀近く続いた。ディストリクト線とピカデリー線の西部のすべての支線は1933年のベックの最初の路線図に描かれていたが、リクマンズワース駅以遠のメトロポリタン線は1938年まで、ディストリクト線の東端は1950年代中頃まで路線図に描かれていなかった。〕。
その後路線図は様々なフォーマットとスタイルで作成され続け、1920年、の作成した始めて地理的背景が省略された路線図が発行された〔1920 map from 〕。ギルの路線図は、デザイン時の路線と駅の配置の自由度を大幅に向上した。路線はより図式的になったが、依然として地理的な配置は残っていた。1932年に発行された版は、ダイアグラムによる路線図が導入される前の最後の地理ベースの路線図だった。
=== ベックの路線図 ===
最初のダイアグラムによる路線図は、1931年、によってデザインされた〔1933 map from 〕。ベックは地下鉄の従業員であったが、地下鉄はほとんど地下を走るため、ある駅から別の駅への行き方(鉄道路線のトポロジーだけ)を知りたいと思っている利用者にとって駅の物理的な位置は意味がない、ということに気付いていた。このアプローチは電気回路図のデザインと似ている。ベックのダイアグラムはそこから着想を得たものではないが、彼の同僚たちはその類似性を指摘した。このためベックは冗談で、「ベーカールー線」から「フェノール樹脂」へのように、各駅を電気回路部品と用語に置き換えた路線図を作ったことがある〔Train, Omnibus and Tram Staff Magazine, March 1933 – 〕。
ベックは、駅とそれらを結ぶ直線、そしてテムズ川から構成される路線図を考案した。その路線図では、すべての路線が垂直・水平または傾き45度の直線で描かれている。路線図をよりシンプルかつ路線同士の接続を強調するため、通常の駅(チェックマークで表現)と乗換駅(菱形で表現)は区別して描かれた。当初ロンドン地下鉄は彼の提案に懐疑的だったため、ベックの路線図作成作業は正式な業務としてではなく余暇時間に行われた。1933年、ベックの路線図が試験的に小冊子で紹介されるとそれは瞬く間に人気となった。それ以来ロンドン地下鉄は、そのネットワークを描くためにトポロジー・ベースの路線図を使用している。
ベックはこの最初の成功以降、1960年まで地下鉄路線図のデザインを続けた(1939年版のみハンス・シェガーがデザインした)〔1939 map from 〕。
この間、ベックは新しい路線や駅の建設に対応すると同時にデザインの改良を続けた。例えば、乗換駅の記号を菱形からに変え、路線の色も変更した。 セントラル線は橙色から赤へ、 ベーカールー線は赤から茶色へと変った。1960年のベックによる最終デザインは、現在の路線図に近いものになっていた〔1960 map from 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロンドン地下鉄路線図」の詳細全文を読む




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