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ペルティナクス : ウィキペディア日本語版
ペルティナクス

プブリウス・ヘルヴィウス・ペルティナクス(Publius Helvius Pertinax, 126年8月1日 - 193年3月28日)は第18代ローマ帝国皇帝(在位193年1月1日 - 193年3月28日)で、五皇帝の年における最初の帝位請求者。一般にペルティナクス(Pertinax)と略称される場合が多い。
皇帝即位前は将軍や属州総督を勤め〔Bowman, pg. 1〕、コンモドゥス帝暗殺によるネルウァ=アントニヌス朝断絶後に元老院と近衛隊の推挙を受けて皇帝となったが、同年の内に暗殺された〔Thomas, ''History of the Roman Empire from the time of Vespasian to the Extinction of the Western Empire'' (1853), pg. 158. Although Commodus was killed on 31 December 192, Pertinax was not acclaimed emperor until 1 January 193.〕。
== 生涯 ==

===アウレリウス帝時代===
現在のピエモンテ州付近にあったアルバ・ポンペイアアルバ・ロンガとは異なる)で(解放奴隷である)自由民階層の家庭に生まれた〔Dio, 74:3〕〔Historia Augusta, Pertinax, 1:1〕。
成人すると修辞法の教師として職を得るが〔Canduci, pg. 50〕、途中でより待遇の良い帝国軍の兵士に転じた〔Historia Augusta, Pertinax, 1:6〕。軍人としての才能を発揮したペルティナクスは百人隊長となり、更にパルティア戦争で優れた働きを見せて軍団司令官にまで立身した〔Historia Augusta, Pertinax, 2:1〕〔Birley, pg. 173〕。幾つかの軍団の指揮官を歴任した後、ダキア総督として政界に進出した〔Historia Augusta, Pertinax, 2:4〕。
忠誠を疑った時の皇帝マルクス・アウレリウスに疎まれて左遷されていた時期もあったが、マルコマンニ戦争で総司令官クラウディウス・ポンペイウス(皇女ルキアの夫であった)の副将として復帰を許された〔Dio, 74:3〕。175年にはアウレリウス帝からこれまでの功績を評価されて執政官に指名され〔Meckler, www.roman-emperors.org/pertinax.htm〕、シリア、上下モエシアの総督を歴任している〔Birley, pg. 173〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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