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ヒッタイトの歴史 : ミニ英和和英辞書
ヒッタイトの歴史[ひったいとのれきし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

歴史 : [れきし]
 【名詞】 1. history 

ヒッタイトの歴史 : ウィキペディア日本語版
ヒッタイトの歴史[ひったいとのれきし]
ヒッタイトインド・ヨーロッパ語族に属する言語を話し、紀元前18世紀からアナトリア北部のハットゥシャを中心とする王国を作った古代の人々である。紀元前14世紀ヒッタイト王国はその最盛期を迎え、アナトリア中央部、シリア南西部、そして遠くはウガリットメソポタミア北部までを包含した。紀元前1180年以降、海の民が突如として侵入した事に関係したレバントにおける全般的な動乱の中で、ヒッタイト王国は崩壊していくつかの独立した「」と呼ばれる都市国家群となり、それらの内のいくつかは紀元前8世紀頃まで存続した。ヒッタイト文明の歴史は、その多くがヒッタイト王国の領域から見つかった楔形文字の古文書、およびエジプト中東に残る数多くの古文書の中から見つかった外交・商業関係の文書により分かったものである。

==ハッティ人とヒッタイト人==

紀元前5000年ごろから紀元前2000年以前の中央アナトリアにおいて、が最も有力な居住者で、他にアッシリア人の入植地もあった。ハッティ人は、インド・ヨーロッパ語族には属さないハッティ語を話し、ヒッタイト人とは別の文化を持っていた。
紀元前2000年より少し前に、ヒッタイト人とその他のアナトリアの諸民族がアナトリアへ来たと考えられているが、それ以前にヒッタイト人がどこにいたのかという事ははっきりとしない。クルガン仮説を支持する学者は、紀元前4千年紀から紀元前3千年紀におけるインド・ヨーロッパ語族の根拠地は、すなわち現在のウクライナアゾフ海周辺であり、北からおそらくカスピ海に沿って中央アナトリアに来たと考えている。一方、を支持する学者は、同じアナトリアの別の地域から中央アナトリアに来たと考えている。
ヒッタイト人が中央アナトリアに定住するまでにはいくらかの時間が掛った。数世紀にわたって、ヒッタイト人はいくつかのグループに分かれており、普通は様々な都市を中心として生活していた。しかしボアズキョイを中心とするグループの強力な支配者たちが、これらの都市をまとめあげて、中央アナトリアの大部分を征服するに至り、ここにヒッタイト王国が建国された〔http://www.utexas.edu/cola/centers/lrc/eieol/hitol-0-X.html Hittite Online by Winfred P. Lehmann and Jonathan Slocum〕。
初期のヒッタイト人は、その出自は不明確だが、既に存在したハッティ人やアッシリアの商人から多くの文化を取り入れており、中でも特筆すべきものは楔形文字円筒印章の使用である。ヒッタイト人はやアッシリア人から楔形文字を取り入れた。
紀元前2千年紀の初頭からこの地域にインドヨーロッパ語族のヒッタイト語が現れ、その後6~7世紀にわたってヒッタイト王国の公用語となった。「ヒッタイト語」とは現代の慣用名であり、ヒッタイト語では「Nesili」(「ネサの言語」の意)と呼んだ。
ヒッタイト王国においても、ハッティ語は宗教目的で使われ続けており、ハッティ人とヒッタイト人の文化にはかなりの連続性があるので、ハッティ人はヒッタイト人に取って代わられたのか、ヒッタイト人に吸収されたのか、あるいは単にハッティ語が外来語として用いられただけなのかは定かでない。
ヒッタイト人がアナトリア地域へ移動してきた事が、紀元前1900年ごろの中東における民族大移動を引き起こすきっかけとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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