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ニホンピロムーテー : ミニ英和和英辞書
ニホンピロムーテー[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ニホンピロムーテー : ウィキペディア日本語版
ニホンピロムーテー[ちょうおん]

ニホンピロムーテー日本競走馬種牡馬。1971年の第32回菊花賞などに優勝した。主戦騎手福永洋一。福永の騎手生活最初の八大競走優勝馬である。
*馬齢は2000年以前に使用された旧表記(数え年)で記述する。
== 経歴 ==
1968年4月6日北海道浦河町の辻牧場にて出生。1970年栗東トレーニングセンター服部正利厩舎に入厩する。
同年11月8日京都競馬場での3歳新馬戦にて、福永洋一が騎乗してデビュー。初戦は2着という結果で、以後年内に3戦を消化するが、 2着2回、3着1回と勝利には届かなかった。翌年の中央競馬開幕日の未勝利戦で初勝利を挙げる。その後、条件特別戦を2勝し、3月に出走した毎日杯で本馬初騎乗の簗田善則を背に重賞初制覇を果たした。
そのまま簗田を鞍上にクラシック路線を進んだが、クラシック初戦の皐月賞は10着、次走に予定していたNHK杯は熱発で回避するなど体調も崩し、迎えた東京優駿(日本ダービー)では8着と、いずれもヒカルイマイの前に敗れた〔しかし不調にあっての東京優駿8着に、服部は「思ったより走ったので、秋への希望を持ちました」と語っている。(菊花賞十番勝負 p.165)〕。東京優駿の後、夏は函館に遠征する。騎手を福永に戻して7月のオープン戦に優勝、8月のオープン特別戦・青函ステークスで2着と、復調の気配を見せた。
秋になると完全に復調し、緒戦の神戸杯で重賞2勝目を挙げると、菊花賞トライアル京都新聞杯では好位から抜け出して他馬を寄せ付けず、2馬身差で勝利を収めた。この競走でヒカルイマイが9着と敗れ、さらに屈腱炎を発症して休養に入る。これによりクラシック最終戦の菊花賞では、ニホンピロムーテーが1番人気に支持された。
ここまでの勝利はいずれも差し、あるいは後方からの追い込みで挙げたものであり、菊花賞でも当初は先頭から5、6番手に位置取っていた。しかし福永はレースがスローペースで推移していることを見て取り、2周目の第2コーナーで早くもニホンピロムーテーを先頭に立たせた〔関西テレビで中継実況を担当していた杉本清は、自著の中で「(実況をしながら)『こいつ何すんねん』と目を疑った」と語っている。(杉本 p.187)〕。この展開に場内がどよめいたが、福永は第3コーナー手前からスパートをかけると、最後はスインホウシュウを3/4馬身抑え優勝を果たした。この勝利は騎手の福永、調教師の服部ともに、初の八大競走制覇となった。福永は競走後、「ニホンピロムーテーは1600メートルなら誰にも負けない。あそこで先頭に立てばゴールまで1600メートル。このペースなら逃げ切れると思った。あれで負けたら乗り役をやめても良いぐらいの自信があった」と語った〔杉本 p.188〕。この騎乗により、福永は「天才」という評価を確立したとされる〔福永の師匠である武田文吾だけは「勝ったから良いが、あんな乗り方はない」と、厳しい評価を下している。(『菊花賞十番勝負』 p.162)〕。
この後は年末の有馬記念を回避して翌1972年を迎え、天皇賞(春)を目標に据えた。しかし5歳以降は脚部不安を抱えたこともあり、この年春の中日新聞杯、6歳春の大阪杯武邦彦騎乗)の2勝に留まり、菊花賞以降は八大競走出走もないまま、1973年9月のサファイヤステークス15着を最後に競走馬を引退した。
その後は種牡馬となったが、これといった産駒は現れず、1984年に死亡している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ニホンピロムーテー」の詳細全文を読む




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