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鶴見臨港鉄道ワ3101形貨車 : ミニ英和和英辞書
鶴見臨港鉄道ワ3101形貨車[つるみりんこうてつどう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [つる]
 【名詞】 1. crane (bird) (Gruidae family) 
臨港 : [りんこう]
 (n,adj-no) facing (along) the harbor (harbour)
: [みなと]
 【名詞】 1. harbour 2. harbor 3. port 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
鉄道 : [てつどう]
 【名詞】 1. railroad 
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
貨車 : [かしゃ]
 【名詞】 1. freight car 2. van 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

鶴見臨港鉄道ワ3101形貨車 ( リダイレクト:国鉄ワ22000形貨車#鶴見臨港鉄道ワ3101形 ) : ウィキペディア日本語版
国鉄ワ22000形貨車[こくてつわ2000がたかしゃ]

国鉄ワ22000形貨車(こくてつワ2000がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した有蓋貨車である。
== 概要 ==
本形式は、1930年(昭和5年)から1940年(昭和15年)にかけて、日本車輌製造本店・支店、汽車製造東京支店、川崎車輛新潟鐵工所田中車輛および鉄道省工場で6,386両(ワ22000 - ワ28385)が製造された、10t二軸有蓋車である。鉄道省が製造したものの他に、42両(ワ28386 - ワ28427)が私鉄の買収により編入されるとともに、二車現存車の番号書き換えにより最終番号はワ28436となっている。
1929年(昭和4年)度には、15t 積みのワム21000形が製造されていたが、折からの不況により小型車の需要が高まったため、10t 積みで製造されたのが本形式である。製造期間が長期にわたるため、製造時期の形態差により次の3グループに分類される。
*グループ1 : ワ22000 - ワ25002(3,003両)
*グループ2 : ワ25003 - ワ27752(2,750両)
*グループ3 : ワ27753 - ワ28385(633両)
グループ1は、1930年(昭和5年)度から1936年(昭和11年)度途中までに製造されたグループである。貨物室には幅1,700mmの鋼製片引戸が1か所(片側)に設けられている。貨物室の寸法は、長さ5,300mm、幅2,300mm、高さ2,230mm、床面積12.2、容積24.0である。全長は6,230mm、全幅は2,445mm、全高は3,330mm、軸距は3,000mm、自重は8.1tとなった。車体は、前級のワム21000形の幅をそのままに長さと高さを短くし、各部の特徴も同形式をトレースしており、側板は厚さ2.6mmの鋼板製で、鋲接による組み立てである。貨物室内には厚さ20mmの木製の内張りが設けられており、外板との間に空間を設けた二重羽目構造となっている。側引き戸にはX字型の補強がされており、引き戸に内張りはない。妻板の上部には、ワム21000形と同様の構造の鋼板プレス製の通風器が2つ設けられている。屋根は、鉄製の垂木に厚さ20mmの木製の屋根板を張り、防水布で覆った構造である。
台枠には、側梁と端梁には152×76、中梁には250×90断面の溝形鋼を使用した(1932年(昭和7年)製以降は、側梁を150×75溝形鋼に、側板を2.3mm厚に変更)。組み立ては鋲接によっている。走り装置の軸ばね受けは、軸距が短くなったことからシュー式に戻り、スム1形と同様にばね受けの部分に高さ80mmの受け座を設けている。最高運転速度は65km/hで、車軸は10tまたは12t長軸である。空気ブレーキは、床下スペースが狭隘となったことから、シリンダと空気溜めが分離したKD形とし、その中でも最小のKD180形が採用された。留置ブレーキは通常の側ブレーキだが、車端一杯に装備されている。自動連結器は柴田式上作用である。
グループ2は、1936年(昭和11年)末から1938年(昭和13年)にかけて製作されたグループで、台枠構造にト20000形の新機軸を反映したグループである。台枠は、中梁に200×80、側梁に180×90の溝形鋼を使用し、端梁は8mm厚鋼板のプレス製となった。組み立てについても、溶接が多用されている。この構造変更により台枠の厚みが50mm減少したが、台枠下面高さを連結器の関係から同一としたため、床面高さ、全高がその分低くなっている。また、グループ1で設けられていた軸ばねの受け座も廃止された。
車体の側板は、グループ1の重ね鋲接から突合せ溶接に変更され、強度に問題のない部分についても溶接が採用され、板厚も2.3mmと薄くなった。側引き戸は、裏面が木板の二重羽目構造とされ、従来表側にあった補強も内側に隠され、横2本のリブ状となった。通風量を増すため、妻面上部の通風器の数が3個に増やされるとともに、鋼板溶接品となった。
グループ3は、1939年(昭和14年)及び1940年(昭和15年)に製作されたグループで、基本構造はグループ2と同一であるが、前年から製造が開始されたワム23000形の構造を反映している。外観上は、横補強を表側に移設した側引き戸が目立つが、鉄道省工場製の一部にはグループ2と同様の構造のものがある。また、妻面上部の通風器についても、すべてワム23000形と同じ形状のかまぼこ形となった。
1952年(昭和27年)から1955年(昭和30年)にかけて更新修繕が実施され、漏損事故の多かった屋根の強化や忍錠の取り付けなどが行われた。
1968年(昭和43年)10月1日国鉄ダイヤ改正で実施された貨物列車の速度向上では、軸距が短いことから不適格とされ、1965年(昭和40年)から本格的な廃車が始まった。同改正後は、補助記号「ロ」と黄1号の帯を標記して北海道内に封じ込められた。1967年(昭和42年)度末の在籍両数は3,476両であったが、1968年(昭和43年)度末時点の在籍両数は272両に激減した。1971年(昭和46年)までに実質的に消滅し、台帳上残った2両も1983年(昭和58年)に除籍され、形式消滅となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「国鉄ワ22000形貨車」の詳細全文を読む




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