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高橋章(たかはし あきら、1938年2月11日 - )は満州出身の美術造形家、映画美術監督。 == 来歴 == 1938年(昭和13年)2月11日、中国満州(遼寧省)に生まれる。「もともとは絵描き志望だった」という〔。 1965年(昭和40年)、学生時代に大映初の怪獣映画『大怪獣ガメラ』(湯浅憲明監督)の特撮現場にアルバイトとして参加〔。「操演スタッフ」としてミニチュアの操演や破壊の撮影に従事する。この『ガメラ』の美術スタッフには、八木正夫・三上陸男・村瀬継蔵・鈴木昶らがいた。 1966年(昭和41年)、東宝の怪獣映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(福田純監督)に特撮美術スタッフとして参加〔。東映で『黄金バット』(佐藤肇監督)に前澤範とともに参加するが、現場の方針が合わず、二人とも3日ほどで現場を離れる。 1967年(昭和42年)、松竹映画初の怪獣映画『宇宙大怪獣ギララ』(二本松嘉瑞監督)に特撮美術スタッフとして参加〔。この他、アルバイトであちこちの映画の現場に関わる。 1969年(昭和44年)、東宝映画『緯度0大作戦』(本多猪四郎監督)で、エキスプロのスタッフや前澤範とともに怪獣「グリフォン」、「大ネズミ」を数体作った。NMCプロの特撮テレビ番組『魔神バンダー』(フジテレビ)では、前澤と二人で特撮の撮影助手を務めた。 1971年(昭和46年)、エキスプロが東映のテレビ番組『仮面ライダー』(毎日放送)の美術全般を担当することになるが、当初参加していた三上陸男が多忙であったため、クランクイン前に旧知の高橋と前澤に参入を呼び掛ける〔〔。前澤のスケジュールが合わなかったため、高橋が三上の後任として参加することとなり、エキスプロの契約スタッフとなる〔。そして、助手として八木功を呼びよせた〔。 以後、東映生田スタジオを拠点に、敵組織「ショッカー」の怪人デザインや美術造形全般を手掛ける〔。続いて『好き! すき!! 魔女先生』(朝日放送)の美術を担当。 1972年(昭和47年)、『仮面ライダー』、『変身忍者 嵐』(毎日放送)、『超人バロム・1』(よみうりテレビ)などの「変身ヒーロー番組」で「怪人」デザインを始め、美術全般を担当。空前の「変身ブーム」を支える。 1973年(昭和48年)、『仮面ライダーV3』(毎日放送)、『ロボット刑事』(フジテレビ)、『イナズマン』(NET)を担当。 1974年(昭和49年)、『イナズマンF』(NET)、『仮面ライダーX』(毎日放送)を担当。『仮面ライダーX』を最後にエキスプロ、生田撮影所作品から離れる〔。 1975年(昭和50年)、エキスプロを退社した三上陸男が、同じくエキスプロを退社した藤崎幸雄らとともに造形会社「コスモプロダクション」を設立。以降、三上(コスモプロ)とともに映画作品に多数参加。 1978年(昭和53年)、東映京都の特撮映画『宇宙からのメッセージ』(深作欣二監督)、『宇宙からのメッセージ・銀河大戦』(NET)の美術を、三上(コスモプロ)とともに担当。 1979年(昭和54年)、東映のテレビ番組『新・仮面ライダー』(毎日放送)でコスモプロの三上と組み、4年ぶりに復活した仮面ライダーの美術の前半部分を手掛ける。 映画では『その後の仁義なき戦い』(工藤栄一監督)などで、本編美術を手がける。工藤監督作品では他に1982年(昭和57年)の東映京都作品『野獣刑事』などがある。 1980年(昭和55年)、コスモプロが製作したテレビ特撮番組『Xボンバー』(フジテレビ系)に参加。キャラクターデザインから美術全般、絵コンテ作成、ドラマ部分の演出など、八面六臂の活躍を見せた〔。高橋が三上と組んで行なった精巧なミニチュア特撮とキャラクター造形は、英国他海外でも高い評価を受けている〔『ぼくらが大好きだった特撮ヒーローBESTマガジン』(講談社)「造形師 品田冬樹の日本特撮風雲偉人伝 その3」〕。 1983年(昭和58年)、松竹・角川春樹事務所作品『蒲田行進曲』、東映京都作品で『里見八犬伝』と、深作欣二監督作品で本編美術を担当。『蒲田行進曲』で、「第37回毎日映画コンクール」の「美術賞」を受賞。 1987年(昭和62年)、『はいからさんが通る』(佐藤雅道監督)を担当。 1990年(平成2年)、『鉄拳』 (阪本順治監督)を担当。 1995年(平成7年)、『犯人に願いを』(細野辰興監督) を担当。 その他、映画の本編美術を中心に活躍している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高橋章」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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