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銃殺刑 : ミニ英和和英辞書
銃殺刑[じゅうさつけい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [じゅう, つつ]
 【名詞】 1. gun (barrel) 
銃殺 : [じゅうさつ]
  1. (n,vs) death by shooting 
: [さつ]
 【名詞】 1. kill 2. murder 3. butcher 4. slice off 5. split 6. diminish 7. reduce 8. spoil 
: [けい]
  1. (n,n-suf,vs) penalty 2. sentence 3. punishment 

銃殺刑 : ウィキペディア日本語版
銃殺刑[じゅうさつけい]

銃殺刑(じゅうさつけい、銃殺隊による処刑、Execution by firing squad)は死刑の方法の一つであり、特に戦時において一般的な処刑方法である。
== 概要 ==
銃殺刑には軍法に基づいて開かれた軍法会議による判決によって行われる銃殺刑と通常の刑法に基づいて開かれた裁判による判決によって行われる銃殺刑がある。現在では通常の刑法による刑事罰として銃殺刑を採用している国は非常に少ない。
EU加盟国は通常犯罪に関する死刑制度は全加盟国が廃止しているが、戦時の際の死刑については権利として認められていることから、軍法上の銃殺刑が存続している国もある。しかし、EU加盟国でこの権利を根拠とした銃殺刑が実施された事例は今のところない。近年は、戦時や軍法からも死刑を廃止する国が増えている。
銃殺刑は軍法違反者への最高刑罰であり、銃殺刑は軍人に対する最も一般的な死刑である。銃殺刑になった軍人は戦死とは扱われず給料も支払われず遺族への年金も支給されない。また戦死者が埋葬される国営墓地などにも入れない。旧日本軍においては銃殺刑になった軍人は靖国神社に祀られなかった。一方、上級階級の軍人を辱める処刑を行う際には、銃殺刑ではなく絞首刑が用いられた。第二次世界大戦後、連合国は戦犯とされた枢軸国側の主な軍人の処刑には絞首刑を用い、「何故、銃殺の名誉を与えないのか」などと批判された(本間雅晴は、軍人としての名誉を重んじられ、軍服着用を認められた上で銃殺刑に処されているが、山下奉文は囚人服姿で絞首刑にされている)。またヒトラーも暗殺計画に関わった軍人を絞首刑などに処している。ポーランドソビエト連邦デンマークノルウェーなどでは第二次世界大戦後の戦争犯罪者の処刑に銃殺を用いていた。
この他、ナチス・ドイツにおいては、処刑方法として銃殺刑以外にギロチンによる斬首や絞首刑が行われていた(ナチス政権下では銃殺刑よりも絞首刑の方が残酷極まりない刑罰との考え方があったため、自分が絞首刑になると聞いて銃殺刑を願うが通らず服毒自殺したヘルマン・ゲーリングなどの幹部がいる)。レーニン時代のチェーカースターリン時代の大粛清においても銃殺刑が用いられており(ただし、厳密にいえばこれは拳銃で後頭部を撃ち抜く射殺Execution by shooting)にあたり、ソ連崩壊後も、死刑を廃止した近年までロシア連邦において行われていた)、恐怖政治の象徴として認識される側面もある。
軍法による銃殺刑は自国の軍人だけでなくゲリラ活動を行った者などに対しても行われる。ゲリラや、占領地で反抗的な行動をした(と事実の如何に関らず占領地の軍が判断した場合も含む)住民に対して見せしめとして公開処刑で執行される場合もあるが、このような行為は国際条約違反であり、条約批准国の軍人が行えば軍法会議によって重い刑罰を科せられ、銃殺刑になる場合もある。また、条約を批准していない国の軍人が行った場合でも交戦国が条約批准国だった場合には相手国の軍法会議によって銃殺刑にされる場合がある。
また、中国北朝鮮などでは、軍隊が司法警察権司法裁判権を持っている(逮捕、裁判、刑執行を全て軍隊が行ってしまう)場合があり、軍隊が逮捕し軍法会議によって死刑判決が出た場合に銃殺刑を用いている。銃殺刑においてしばしば公開処刑としていることが多く、国家権力が犯罪抑止の一環として行うケースも見られる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「銃殺刑」の詳細全文を読む




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