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山下奉文 : ミニ英和和英辞書
山下奉文[やました ともゆき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 
: [した, もと]
 (adv) under (esp. influence or guidance)
: [ぶん]
 【名詞】 1. sentence 

山下奉文 : ウィキペディア日本語版
山下奉文[やました ともゆき]

山下 奉文(やました ともゆき、1885年明治18年)11月8日 - 1946年昭和21年)2月23日)は、日本陸軍軍人第二次世界大戦当時の陸軍大将である。官位は陸軍大将従三位勲一等功三級
== 経歴 ==
高知県長岡郡大杉村(現大豊町)出身。兄山下奉表海軍軍医少将。高知・海南中学校広島陸軍地方幼年学校陸軍中央幼年学校陸軍士官学校(18期)、陸軍大学校(28期)卒業後、スイスドイツに留学し、帰国後、陸軍省軍事課長、軍事調査部長等を歴任した。
妻は永山元彦少将(騎兵第2旅団長)の長女・久子。永山少将が佐賀県の出身で、宇都宮太郎真崎甚三郎荒木貞夫へとつながる、いわゆる「佐賀の左肩党」の系譜に属したため、女婿である山下も皇道派として目されるようになった。
二・二六事件では皇道派の幹部として決起部隊に理解を示すような行動をした〔二・二六事件の一報の電話を受け取った山下の義妹は、山下がそれを見て「何!……やったかッ」と大声で叫び、そのあとは沈黙したとNHK特集「戒厳指令『交信ヲ傍受セヨ』二・二六事件秘録」(1979年2月26日放映)の中で証言した。彼女によると山下は「陛下の軍隊を使うなんて、自分たちの目的のために使うなんてもってのほかだ」といかにも悔しそうであったともいう(出典:中田整一『盗聴 二・二六事件』(文藝春秋社、2007年)P222)。〕。山下は決起部隊の一部の将校が所属していた歩兵第3連隊の連隊長を以前務めていて彼らと面識があり、同調者ではないかと周囲からは見られていた。このため、山下宅の電話は事件前から当時の逓信省と陸軍省軍務局(事件後は戒厳司令部)によって傍受・盗聴を受けている。決起部隊が反乱軍と認定されることが不可避となった折に、山下の説得で青年将校は自決を覚悟した。このとき山下は陸軍大臣と侍従武官長を通じて、彼らの自決に立ち会う侍従武官の差遣を昭和天皇に願い出たが、これは天皇の不興を買うことになった。この件に関して『昭和天皇独白録』には「本庄武官長が山下奉文の案を持ってきた。それによると、反乱軍の首領3人が自決するから検視の者を遣わされたいというのである。しかし、検視の使者を遣わすという事は、その行為に筋の通ったところがあり、これを礼遇する意味も含まれていると思う。赤穂義士の自決の場合に検視の使者を立てるという事は判ったやり方だが、背いた者に検視を出す事はできないから、この案を採り上げないで、討伐命令を出したのである」とある。また『木戸幸一日記』にも「自殺するなら勝手になすべく、このごときものに勅使なぞ、以ってのほかなり」とあり、青年将校を擁護する山下に対し、天皇や元老の評価は極めて低かった。
事件収拾後、山下は軍から身を引く覚悟も固めたが、川島義之陸軍大臣が慰留につとめ、朝鮮・竜山の歩兵第40旅団長への転任という形で軍に残った。しかし、事件の影響で陸軍の主流派のコースからはずれ、参謀本部や大本営などのエリートポストにつくことは一度もなかった。このように二・二六事件は山下の人生に最後まで大きなマイナスをもたらすことになった。
1939年(昭和14年)9月23日に大阪第4師団長となった。また昭和16年1月8日から4ヶ月間、ナチス政権下のドイツへの視察団団長として訪独。ヒトラー総統との面談や、戦車戦戦術の専門家であったハインツ・グデーリアン上級大将との懇談を果たしている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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