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通用規範漢字表 : ミニ英和和英辞書
通用規範漢字表[つうようきはんかんじひょう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [つう]
  1. (adj-na,n) (1) connoisseur 2. authority 3. (2) counter for letters, notes, documents, etc. 
通用 : [つうよう]
  1. (n,vs) popular use 2. circulation 
: [よう]
  1. (n,n-suf) task 2. business 3. use 
規範 : [きはん]
 【名詞】 1. model 2. standard 3. pattern 4. norm 5. criterion 6. example 
: [はん]
 【名詞】 1. example 2. model 
: [かん]
 (suf) man (negative nuance)
漢字 : [かんじ]
 【名詞】 1. Chinese characters 2. kanji 
: [じ, あざな]
 【名詞】 1. character 2. hand-writing 
: [ひょう]
  1. (n,n-suf) table (e.g., Tab 1) 2. chart 3. list 

通用規範漢字表 : ウィキペディア日本語版
通用規範漢字表[つうようきはんかんじひょう]

通用規範漢字表』(つうようきはんかんじひょう、簡体字 《》、)は中国教育部国家語言文字工作委員会が共同で作成した正書法の規範とする漢字表。一般教育に必要な一級字3500字、出版等のためにさらに必要な二級字3000字、人名地名科学技術文語文などに必要な三級字1605字の合計8105の簡体字を基準にした漢字を収録し、2013年から使用されている。
== 概要 ==
2000年に実施された『中華人民共和国国家通用語言文字法』を貫徹し、新しい情勢の下、社会の各領域において、漢字の応用に必要となる重要漢字規範として国務院より2013年6月5日に通達され、それまで規範とされてきた『現代漢語通用字表』(1988年)、『現代漢語常用字表』(1988年)、『印刷通用漢字字形表』(1965年)、『簡化字総表』(1986年)、『第一批異体字整理表』(1955年)に代えて即日使用開始された。従来の規範表5つをひとつにまとめたことは、本表の特徴のひとつである。
収録漢字は使用頻度や必要性によって、一級字3500字、二級字3000字、三級字1605字とレベル分けが行われた〔国務院弁公庁秘書局、『通用規範漢字表』、2013年6月18日、北京、国務院弁公庁秘書局〕。級を分けることで、教育から学術出版まで、異なる需要に対応している。計8105の漢字には通し番号が付けられているが、これらは級ごとに分けた上で、総画数、筆画の方向、部首の順に配列されている。筆画の方向による配列は、現代中国の字書によく使われ、規範化されているもので、同じ画数であれば筆使いが「一丨丿丶」の順に並べるもの〔国家語言文字工作委員会、『GB13000.1 字符集漢字字序(筆画序)規範』、1999年、国家語言文字工作委員会。 国家語言文字工作委員会語言文字規範 GF3002-1999 〕。一級字の数は1988年に言語教育などの目的で国家語言文字工作委員会と国家教育委員会から発布された『現代漢語常用字表』の3500字(常用字、次常用字の合計)と総数が一致するが、一部に出入りがある〔「」の103字が入り、「」の103字が外れた。〕〔教育部語言文字信息管理司組、王寧ほか編、『「通用規範漢字表」解読』、pp20-21、2013年、北京、商務印書館 ISBN 978-7-100-10093-9〕
それまで規範とされていた1988年の『現代漢語通用字表』に収められた7000字と比べると、1143字が追加され、38字が削除された結果、総数が1105字増え、特に地名、人名、科学技術、文語文などの表記に必要な漢字が多く収録された。増加した漢字の中には、従来の字典に未収録であった漢字や文字コード化されていなかったものも含まれる。Unicodeにはすでに約7万の漢字系文字がコード化されているが、これに未収録の字が、新たに作られた簡体字の字体など、111字含まれるため、今後追加が行われると見られる。
従来通りの簡体字による表記を目的にまとめられており、繁体字の復活使用はさせない。参考として、規範とする簡体字に対応する繁体字や、それ以外の異体字がある場合は、付表『規範字と繁体字、異体字対照表』で対比して明示された。この対照表の繁体字や異体字は収録字数8105字には数えられていない。この付表は1964年に発表され、最終的に1986年に修正された『簡化字総表』と、1955年に発表された『第一批異体字整理表』に代わる役目を果たす。
規範である普通話の表記を目的としてるため、方言の表記に必要な方言字は基本的に収録しない方針であるが、北方方言呉語などの表記で、文学作品によく使われているものの他、別の地域の方言字でも「4849 」のように収録されている例もある。新たに潮州語などで使われる「5792 」や広東語で使われる「7156 」、「4962 」が規範字として収録されたが、これらは広東省周辺から食品名の表記用や美容院での表記用として全国的に広がったために追加されたと見られる。他方で、台湾国語の表記に使われる規範漢字の一部は未収録である。
科学技術用字を全国科学技術名詞審定委員会や中国社会科学院語言研究所が提供したデータをもとに収録した。この中には植物名も含まれ、「8251 []()」のように日本の国字(和製漢字)の用法を元に簡化した字も含まれる。
これまでの規範字表が収録対象としてこなかった固有名詞の表記に用いる漢字について、人名用字は1982年人口センサスのデータや中華人民共和国公安部のデータ、歴史上の著名人などから選び出し、地名用字は中華人民共和国民政部国家測絵地理信息局名や一部の村落名などから選び出したとされ、三級字にはそれぞれ651字、404字が収録された〔教育部語言文字信息管理司組、王寧ほか編、『「通用規範漢字表」解読』、pp20-21、2013年、北京、商務印書館 ISBN 978-7-100-10093-9〕。しかし、実際は後述のように現存する郷、鎮の地名字でも未収録の漢字が散見される。
また、新中国建国から2008年までの小、中学校の教科書に掲載された文語文の用字の多くをコーパスに基づいて三級字などに収録した。
本表で明朝体〔中国語の「宋体」は日本語の「明朝体」に当たる。〕を用いて例示されている字形は、1965年に発表された『印刷通用漢字字形表』に代えて、印刷の標準字形として扱われる。2009年に公表された意見募集稿では、44字の字形を変更する案が示されていたが、反対意見が多数寄せられたため、見送りとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「通用規範漢字表」の詳細全文を読む




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