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赤線 : ミニ英和和英辞書
赤線[あかせん]
(n) red-light district
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: [あか, あけ]
 (n) 1. red 2. crimson 3. scarlet 4. communist
赤線 : [あかせん]
 (n) red-light district
赤線 : ウィキペディア日本語版
赤線[あかせん]

赤線(あかせん)
* 日本で1958年3月以前に公認で売春が行われていた地域の俗称。本項で詳述する(非公認で売春が行われていた地域の俗称は「青線」である)。
* 法定外公共物である里道の通称。「赤道(あかどう)」、「赤地(あかち)」ともいう(法定外公共物である水路の通称は「青線」、「青道」、「青地」)。
* 『赤線』 - 2004年公開の奥秀太郎監督の日本映画。
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赤線(あかせん)は、GHQによる公娼廃止指令(1946年)から、売春防止法の施行(1958年)までの間に、半ば公認で売春が行われていた日本の地域である。赤線区域、赤線地帯などとも。
== 概要 ==
1946年1月、GHQ民主化改革の一環として、日本政府に公娼制度(貸座敷娼妓)の廃止を要求し、これに基づき戦前からの取締法令が廃止された。女性を前借金で拘束する人身売買を禁止しようとしたものである。
東京では吉原新宿二丁目などの貸座敷(遊廓)や、玉の井(東京都墨田区東向島)、鳩の街(東京都墨田区東向島)などの銘酒屋の看板を変え、飲食店などとして風俗営業許可を取ることになり、娼妓・私娼女給になった(東京はカフェー、大阪では料亭など、地域によって異なる)。
戦前から警察では、遊郭などの風俗営業が認められる地域を、地図に赤線で囲んで表示しており、これが赤線の語源であるという〔英語のRed-light districtが語源という説もある。〕。終戦後のカストリ雑誌などでは「特飲街」(特殊飲食店街の略)という表現が用いられており、「赤線」という言葉が一般的になったのは、区域外への進出や人身売買事件などが大きな問題になった1950年代以降である。
1950年に大田区武蔵新田のカフェー業者が池上に進出しようとして反対運動となり(池上特飲街事件)、参議院厚生・文部・地方行政委員会で鳩の街(墨田区)の業者が「赤線区域内は一軒や二軒建つても大目に見る場合が沢山ある、併し赤線から外へ出るということはいけない」と証言した〔第8回国会 厚生・文部・地方行政委員会連合審査会 第1号(1950年11月16日) 〕。また1952年の衆議院行政監察特別委員会で人身売買事件が問題になり、3月4日には厚生事務次官が「赤線区域と申しまするものはないに越したことはないけれども、今日としてはやむを得ない」と証言し、黙認していることを認めた〔第13回国会 行政監察特別委員会 第13号(1952年3月4日) 〕。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「赤線」の詳細全文を読む




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