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藤崎詩織 : ミニ英和和英辞書
藤崎詩織[ふじさき しおり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ふじ]
 【名詞】 1. wisteria 
: [みさき]
 (n) cape (on coast)
: [し]
 【名詞】 1. poem 2. verse of poetry 
: [おり]
 【名詞】 1. weave 2. weaving 3. woven item

藤崎詩織 : ウィキペディア日本語版
藤崎詩織[ふじさき しおり]

藤崎 詩織(ふじさき しおり)とは、日本ゲームソフト『ときめきメモリアル』に登場する架空の人物。同作品のメインヒロインである。
== 概要 ==
コナミが1994年に発売し、恋愛シミュレーションゲームのジャンルに大きな足跡を残した『ときめきメモリアル』のメインヒロインであり、同作品のほかときめきメモリアルシリーズの多数の関連作品に登場する。1997年に公開された実写の映画「ときめきメモリアル」においては、ゲーム作品からの唯一の登場人物である。雑誌のゲームキャラクター人気投票で1位に選ばれるなど、キャラクターとして大きな人気を集めた。担当声優金月真美。映画版では吹石一恵が演じている。
『ときめきメモリアル』は、卒業式の当日に意中の女生徒から愛の告白を受けられることを目指し、プレイヤーが3年間の高校生活を送る主人公を育成していくというシミュレーションゲームであるが、特にメインヒロインである藤崎の理想の男の子への条件は非常に厳しく、「ラスボス」になぞらえられることもあった〔『ときめきメモリアル対戦ぱずるだま』では詩織以外のキャラクターでゲームを進めた場合のラスボスになっている。〕。クリアが容易に出来るよう改変されたセーブデータを格納したメモリーカードが販売され、裁判に発展するという事件まで発生している(詳細はときめきメモリアルメモリーカード事件参照)。「容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能、きらめき高校のスーパーアイドル」と評され、大きな人気を集めたキャラクターではあるが、一方でクリア条件があまりにも厳しいことや、下校に誘っても好感度が一定値以上無いと「一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし」という彼女を代表するセリフですげなく断られることなどから、嫌悪感を持ってしまったプレイヤーも少なくなかったという〔〔楽曲「Go! Go! パラメータ 」のフレーズにもなっている。〕。

『ときめきメモリアル』は、1994年の発売当初は、女性キャラクターを売り物とする、いわゆるギャルゲーに対し否定的な硬派なゲームファンをも唸らせる高品質なゲームとして評価を得たが、ファンの広がりとともに、次第にキャラクター人気を中心に商品展開がなされるようになる。「バーチャルアイドル」というアイドル像は、ゲーム世界から離れて一個のキャラクターとしてタレントのような人気を獲得するようになった『ときめきメモリアル』のヒロインたちにより確立したとも言われる。コナミは、バーチャルアイドルとして人気を集めるようになった藤崎を、通常の女性アイドルのように展開することを目論み、1996年にキャラクターの名義での歌手デビューをさせている。実際に歌を歌った担当声優の金月の名前を出さず、ゲームキャラクターの名義でCDを発売するというのは、当時としては非常にセンセーショナルな出来事だった。コナミやコナミミュージックは、外部からの問い合わせにも「歌っているのは藤崎です」と答えていた。テレビ、ラジオといったメディアに金月が声を演じる藤崎が出演するといったことも行われた〔。なお、金月の回想によると、『ときめきメモリアル』では、イベントなどで全く性格の異なる金月自身が素でしゃべる機会が多かったためか、藤崎と金月がファンから同一視されるようなことは無かったという。もっとも、イベントに出始めた当初は、作品の世界観との関係について悩むこともあったという〔。藤崎としてしゃべる場合は、金月はあくまで藤崎の声の担当という立場であり、自身の判断でしゃべるわけではなかったが、ラジオ番組の出演ではアドリブに対応しなければならないといった苦労もあった。
1996年の歌手デビューに際しては、総額2億円もの生身のアイドル並みのプロモーション費用が投じられ〔、11月1日には「PlayStation Expo 96-97」でゲーム関係のみならずラジオや新聞等のメディアも集めた大掛かりなソロデビュー記者会見も行われた。歌手デビューには、大手芸能プロダクション渡辺プロダクションの関連会社も係わっている。デビューシングル「教えてMr.Sky/風と一緒に行こう」をはじめ、楽曲には外部の有名作詞・作曲家やミュージシャンを複数起用した〔。歌手デビューと同時期に、藤崎詩織の公式ファンクラブ「Shiori Mate」(シオリメイト、詳細はときめきメモリアルシリーズ#ファンクラブを参照)も設立され、一次募集だけで1万人を超える会員を集めた〔。1997年2月14日に発売されたファーストアルバム『My Sweet Valentine』は、オリコンの週間アルバムランキングで9位にランクインしている。こうした一連の活躍は、世間一般からはひとつの社会現象とも受け止められ、ライブイベントで映像として映し出された藤崎にファンが声援を送る様子がニュース番組で取り上げられるなど、新聞、テレビ、雑誌といった多くのマスメディアで物議をかもした。世間の反応は、実在の女性と交際できない若者が代わりに架空の女性を求めるのだといったものや、生身の女性を求めない雄としての弱さを指摘するなど、概して否定的なものだったという〔(いわゆる二次元コンプレックス、“俺の嫁”)。
コナミはアイドルという存在のあるべき姿を、1980年代半ばのおニャン子クラブの登場によってアイドルへの幻想が失われる以前のアイドルに求め、そうしたアイドル観に基づいて藤崎詩織というバーチャルアイドルを演出しようとした。清純なイメージを守るため、藤崎をモデルにした同人アダルトアニメ作品の製作者を提訴(詳細はときめきメモリアル・アダルトアニメ映画化事件を参照)するなど、二次創作物への介入も行った。二次創作物への対応には、藤崎のイメージを傷つけられることを嫌うファンのからの苦情や要請に後押しされた部分もある〔。一方で、こうした対応は、『ときめきメモリアル』を題材とした二次創作の盛り上がりを妨げることになり、パロディにしたりファンやユーザーが変形して遊ぶのを許さないことは、遊ぶ範囲を狭め作品の魅力を失わせる行為だとして、コミックマーケット代表を務めていた米澤嘉博から繰り返し批判された〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「藤崎詩織」の詳細全文を読む




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