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菜飯 : ミニ英和和英辞書
菜飯[なめし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [さい, な]
 【名詞】 1. greens 2. vegetables 
: [めし]
 【名詞】 1. (sl) meals 2. food 

菜飯 : ウィキペディア日本語版
菜飯[なめし]

菜飯(なめし)は、刻んだ青菜を炊き込んだ、あるいは、さっとに通してを加えた青菜をまぜた飯である〔大辞泉【菜飯】〕。
== 概要 ==
菜飯そのものはいわゆるかて飯であり古くからあるが、記録に残るものとしては『鈴鹿家記』の応永元年(1394年)の記事に「菜飯」の記載がある〔。寛永年間(1624年-1645年)の頃には腰掛茶屋の菜飯に味噌田楽がつきものとなり、各地に名物菜飯があった。なかでも近江国目川(現在の滋賀県栗東市目川)の菜飯田楽は東海道を行く旅人に好評だった〔岡田 哲 『たべもの起源事典』 305頁〕。寛保年間(1741年-1743年)の頃江戸には、この目川の菜飯田楽を商う店が浅草近辺に多くあり流行っていたという〔松下 幸子 『江戸料理事典』 26頁〕。後には高浜虚子も、「さみどりの菜飯が出来てかぐはしや」と、菜飯を織り込んだ俳句を詠んだ。また、東海地方では、現在も菜飯田楽を出す店が多く、特に愛知県豊橋市では、東海道五十三次吉田宿名物料理のひとつであったと言われる菜飯田楽を、地元の名物料理として前面に出している。
郷土料理として、千葉県房総丘陵にある長南町利根川流域の栄町などでは、正月7日の七草がゆのかわりに菜飯が食べられ〔『聞き書 千葉の食事』 179、305頁〕、静岡県中山間の岡部や〔『聞き書 静岡の食事』 162頁〕、和歌山県熊野灘に面した那智勝浦町〔『聞き書 和歌山の食事』 259頁〕、富山県新川地方の魚津市〔『聞き書 富山の食事』 247頁〕などでは、初秋から初冬の食べ物とされる。ほか、三重県鈴鹿市では、蕪(かぶ)大根の葉ではなく、春先にができかけたころの菜の花を入れた菜飯を食べ、季節感を味わう〔『聞き書 三重の食事』 49頁〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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