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石橋正二郎 : ミニ英和和英辞書
石橋正二郎[いしばし しょうじろう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こく, いし]
 【名詞】 1. volume measure (approx. 180l, 5 bushels, 10 cub. ft.) 
石橋 : [いしばし, せっきょう]
 (n) stone bridge
: [はし, きょう]
 【名詞】 1. bridge 
: [ただし, せい, しょう]
 【名詞】 1. (logical) true 2. regular 
: [に]
  1. (num) two 

石橋正二郎 : ウィキペディア日本語版
石橋正二郎[いしばし しょうじろう]

石橋 正二郎(いしばし しょうじろう、1889年明治22年)2月1日 - 1976年昭和51年)9月11日)は、日本実業家
ブリヂストンタイヤ(現・ブリヂストン)の創業者であり、1966年(昭和41年)8月1日日産自動車と合併したプリンス自動車工業の育ての親(出資者)でもある。
また、張り付け式ゴム底足袋(地下足袋)の考案者でもある。
企業活動を通じて、日本のゴム工業や自動車工業の発展に多大な貢献を行った。長年の功績により2002年平成14年)には日本自動車殿堂入り、2006年(平成18年)には米国自動車殿堂入りを果たしている。一貫してブリヂストンを中心とするゴム工業を経営の基盤としたが、これ以外にも多数の業種に参入し、一代で石橋財閥ともいえる企業グループを形成した。
== 経歴 ==

現在の福岡県久留米市に父・石橋徳次郎、母・マツ夫妻の二男として生まれる。家業は着物襦袢を縫う仕立屋だった。
久留米商業学校卒業後、病気療養中の父の希望で、兄の重太郎(家督相続と同時に二代目徳次郎を襲名)とともに家業を継ぐ。しかし、この年の暮れに兄が徴兵されてしまい、実質的に正二郎が一人で家業を切り盛りしなければならない状況となった。
種々雑多な注文に対応する困難さ、職人的な技能に頼る仕立物屋の将来性に対する疑問などから、業容を変更して以前より業務の一部としていた足袋製造を専業とすることを決意する。この後、順調に事業は拡大し、規格化された製品を大量生産するため、1908年には新工場を設立し、縫製用のミシン生地裁断機、これらの動力源となる石油発動機を導入している。また、多くの労働者を雇い入れる必要性から、古い徒弟制を廃し給与制をいち早く採用して、経営の近代化を図っていった。販売面についても、それまで文数(サイズ)ごとに細かな価格設定がされていた足袋の小売価格を、分かりやすい一律価格に改定している。1912年には九州地域で最初となる自動車を購入し、町の中を走らせて足袋の宣伝を行うという、当時としては先進的な広告手法も取り入れている。
第一次世界大戦が始まった1914年大正3年)に商標ブランド名)を「志まや足袋」から「アサヒ足袋」へと変更する頃には、先行する大手の足袋会社と肩を並べるほどに成長した。正二郎は、大戦勃発による物価高騰を予見して、事前に生地、などの原料を大量に仕入れていたため、この時期に事業はさらに発展した。1918年(大正7年)には兄の二代目徳次郎を社長、正二郎を専務取締役として、日本足袋株式会社を設立。株式会社組織とすることで事業基盤を固め、この時点で名実ともに足袋の四大メーカーの一つとなった。
日本足袋株式会社は、1947年(昭和22年)に日本ゴム株式会社と名称を変更し、1988年(昭和63年)には株式会社アサヒコーポレーションとなっている。同社は正二郎が経営から退いた後も順調に事業が拡大し、昭和の時代には長期にわたってズック靴の製造で日本のトップシェアを誇っていた(商標はアサヒ靴)。しかし、1998年(平成10年)4月10日経営悪化により福岡地裁に対し会社更生法の手続き開始申請を行なって、事実上倒産している。倒産時の経営は二代目徳次郎の息子にあたる三代目徳次郎(幼名は義雄)が務めており、負債総額は1300億円あまりの大型倒産であった。
1976年(昭和51年)9月11日、満87歳にて没した。墓所は生地久留米市の曹洞禅寺・千栄寺にある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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