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甲武鉄道の電車 : ミニ英和和英辞書
甲武鉄道の電車[こうぶてつどうのでんしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
鉄道 : [てつどう]
 【名詞】 1. railroad 
電車 : [でんしゃ]
 【名詞】 1. electric train 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 

甲武鉄道の電車 : ウィキペディア日本語版
甲武鉄道の電車[こうぶてつどうのでんしゃ]

甲武鉄道の電車(こうぶてつどうのでんしゃ)
本項では、甲武鉄道(現在の東日本旅客鉄道中央本線の一部の前身)が1904年(明治37年)8月の飯田町 - 中野電化に際し、製造した電車群について記述する。これらの電車は、1906年(明治39年)10月1日の甲武鉄道国有化にともなって、国有鉄道に引き継がれ、日本の国有鉄道における最初の電車となった。国電(近距離電車)の祖とも呼べる存在である。
==概要==

1904年の電化に伴って甲武鉄道が導入した電車は、全長10mあまりの二軸車であった。しかしながら、これらの電車は総括制御機能が備えられており、郊外電車として連結運転が可能で、単車で運行する路面電車とは一線を画する車両であった。主電動機や、制御装置等の電装品はアメリカゼネラル・エレクトリック社から、台車は同じくブリル社製の二軸台車21Eを輸入し、自社の飯田町工場で車体を新製した。この二軸台車の軸距は10ft(約3m)で車体の割に短く、ピッチング(前後のゆれ)が激しかったという。
電動機は、1904年の車両にはゼネラル・エレクトリック社製の出力45PSのものを、1906年以降増備の車両にはウェスチングハウス社製の出力50馬力が使用され、どちらも1両に2個装備した。集電装置は2線式のトロリーポールで、両運転台車は車体前後の屋根上に1対ずつ4本、片運転台車は後部に1対2本のポールを装備した。
車体は、前後に開放式の出入り台を設けたオープンデッキ式で、出入り台の中央部に運転台が設けられていたが、出入り台には一般旅客と運転手の間に仕切りはなかった。また、前面の窓部は前方に張り出しており、5枚の窓が設けられていた。側面は2個一組の下降窓が6対並び、その上部の幕板にはアーチ状の飾り窓が設けられていた。屋根は、客室部のみをモニタールーフとしていた。
この電車は、1904年に二等三等合造車3両を含む16両が製造され、電化区間の延伸に伴って1906年度に12両を増備、さらに国有化後の1909年(明治42年)度に新宿車庫で4両が製造され、計32両が出揃った。この他に、客車改造の制御車が4両製作されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「甲武鉄道の電車」の詳細全文を読む




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