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特二式内火艇 : ミニ英和和英辞書
特二式内火艇[とくにしきうちびてい かみしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [に]
  1. (num) two 
: [しき]
  1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style 
: [うち]
 【名詞】 1. inside 
内火艇 : [ないかてい]
 (n) launch
: [ひ]
  1. (n,n-suf) fire 2. flame 3. blaze 

特二式内火艇 : ウィキペディア日本語版
特二式内火艇[とくにしきうちびてい かみしゃ]

特二式内火艇 カミ車(とくにしきうちびてい カミしゃ)は日本海軍海軍陸戦隊)の水陸両用戦車1942年昭和17年/皇紀2602年)に制式採用された。昭和以降の兵器の呼称様式に従い皇紀の下2桁を取って「二式」と呼ばれる。
== 開発 ==

海軍陸戦隊はそれまで八九式中戦車九五式軽戦車等の陸軍制式戦車、及び独自に輸入したヴィッカース・クロスレイ装甲車等を使用していたが、上陸作戦に使えるような車両は保有していなかった。そこで陸軍技術本部の協力を仰ぎつつ、九五式軽戦車をベースに開発したのが本車である。
潜水艦による輸送を考慮したため、全面的に溶接構造を採用し、ハッチ部分にはゴムシールを装備するなど、車体の水密化を図っていた。水上航走時は、後部に付けられた2基のプロペラスクリューによって推進した。
砲塔は二式軽戦車の物を流用していた。主砲は、前期型では間に合わせに九四式三十七粍戦車砲もしくは九八式三十七粍戦車砲を搭載していた。後期型では本来の一式三十七粍戦車砲を搭載していた。一式三十七粍戦車砲は主砲同軸機関銃である九七式車載重機関銃との双連であった。また、車体前方左側に九七式車載重機関銃を装備していた。そのため前期型で車体前方機関銃1挺のみであり、後期型では主砲同軸機関銃と合わせて2挺である。
本車の特徴として、車体の前後に水上走行を可能とするための着脱式の舟形フロート(浮き)を取り付け、上陸後に着脱するようになっていた。フロートの再装着には時間がかかるため、厳密には本車が「水陸両用戦車」でいられるのはフロートを付けている状態の時のみである。ただ、帝国海軍は本車を上陸侵攻作戦用の兵器と位置づけていたため、この点はあまり問題とはされなかった。前部フロートには一体式の前期型と左右分割式の後期型があった。
また、展望塔や換気塔も上陸後は外される事となっていたが、こちらは実戦では付けたまま行動しているものもある。
試作車は1941年(昭和16年)に完成し、翌年に“特二式内火艇 カミ車”として制式化された。本車は艦船名簿にも記載されており“隻”で数えられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「特二式内火艇」の詳細全文を読む




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