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沸騰 : ウィキペディア日本語版
沸騰[ふっとう]

沸騰(ふっとう、英語:boiling)とは、物質が液体から気体へ相転移する気化が、液体の表面で起こる蒸発だけでなく内部からも激しく起こる現象。沸騰には核沸騰膜沸騰がある(沸騰曲線も参照)。
== 概要 ==
液体の蒸気圧が温度の上昇と共に増加し、それが外圧と等しくなると液体内部に気泡が発生し沸騰が起こる。このときの温度沸点といい、外圧が1atmのときのそれを標準沸点という〔竹内敬人 『化学の基礎』岩波書店(2003) 117頁〕。
沸点は外圧(気圧)に比例する(外圧が1atmより大きくなると沸点は上昇し、低くなると降下する)。例えば水は1atm下では100(正確には99.974)で沸点に達するが、富士山頂では約90で沸騰する〔。この原理は圧力鍋での調理〔、火力発電原子力発電などにおいて応用されている〔。
まれに沸点に達しているにもかかわらず相転移が生じず沸騰しないことがあり、この状態を過加熱という。この過加熱の状態の液体に振動などの刺激を与えると突発的な沸騰を起こすことがあり、これを突沸という〔。この突沸を防ぐため科学実験では沸騰石と呼ばれる多孔質の石が用いられる。また、電子レンジやIHこんろ等の調理過程でも突沸が起きることが知られており急な過熱を避けるなどの注意喚起が行われている〔。
また、不揮発性の溶質を溶媒に溶解させても沸点は上昇する。これは沸点上昇と呼ばれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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