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森茉莉 : ミニ英和和英辞書
森茉莉[もり まり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [もり]
 【名詞】 1. forest 
茉莉 : [まつり]
 【名詞】 1. Jasminum sambac 2. jasmine

森茉莉 : ウィキペディア日本語版
森茉莉[もり まり]

森 茉莉(もり まり、1903年1月7日 - 1987年6月6日)は、日本小説家エッセイスト翻訳も行っている。
東京市本郷区駒込千駄木町出身。文豪森鷗外と、その2人目の妻志げの長女である。幻想的で優雅な世界を表現することに優れており、主な著作には『父の帽子』『恋人たちの森』『甘い蜜の部屋』などがある。また、独特の感性と耽美的な文体を持つエッセイストとして、晩年まで活躍した。
== 来歴・人物 ==
森家の長女として生まれた茉莉は、鷗外を始め非常に多くの人に囲まれ、かわいがられて育った。特に鷗外の溺愛ぶりは有名で、彼女は16歳まで鷗外の膝の上に座っていたという。
東京女子高等師範学校附属小学校(現・お茶の水女子大学附属小学校)に入学したが、10歳の時に教師と衝突して中退し、仏英和尋常小学校(現・白百合学園小学校)に転校。1919年3月、仏英和高等女学校(現・白百合学園高等学校)卒業。同年11月、鷗外の紹介でフランス文学者の山田珠樹と結婚する。1922年に1年間渡仏してパリに住む。この旅の途中で、日本で最愛の父が死去した。このことが、後年鷗外像を美化する一因ともなる。
1920年、長男(正しくは𣝣。読みはジャク(Jacques))、1925年には、次男亨を出産するが、1927年、夫の芸者遊びなどが原因で自らの意志により離婚。ついで東北帝大教授の佐藤彰の後妻になるが、「仙台には銀座三越がないんですもの。」と仙台での暮らしを嫌がり、「では実家に帰って芝居でも見ておいで。」と送り出されて、離縁させられた〔森類『鴎外の子供たち』pp.148-149(ちくま文庫、1995年)〕。佐藤の連れの娘2人(弘子・登世子)にも馴染めなかったようである。1年足らずの再婚生活だった。
戦争中は森家に寄宿する生活だったものの、いわゆる「出戻り」であったため、肩身の狭い生活だったようである。1947年より、世田谷区にて一人暮らしを始める。長らく無職だったが、この頃に鴎外作品の著作権が切れて印税収入が入らなくなったために文章で稼ぐ事を余儀なくされ、一時は花森安治が編集する『暮しの手帖』の編集部に身を寄せていた。この前後に多くの文人と交わる他、離婚により離れることとなった子供たちと再会するなどしている。特に、性格の似ていた長男の爵とは恋人のような生活だったという。ただし、生活能力のなさから、家はかなり散らかった様子で、室生犀星などは、そのことを気にして夜も眠れなかったという。
1957年、54歳で鷗外に関するエッセイを集大成した『父の帽子』を発表、第5回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞する。その後、『甘い蜜の部屋』(泉鏡花文学賞受賞)・『恋人たちの森』(田村俊子賞受賞)などの長短編小説群を発表。三島由紀夫などから激賞され、一躍作家の仲間入りをする。
その後も、父鴎外の話を中心に多くのエッセイを執筆し、全集も出版されている。『贅沢貧乏』などでは、独自の美学を表現する。その他では、1979年から1985年まで『週刊新潮』誌上で連載された『ドッキリチャンネル』がある。独特の審美眼と華麗な言語表現により、手放しの賞賛と忌憚のない意見を織り交ぜて、テレビ番組やタレントを批評した。
「子どもがそのまま大きくなったような人」と評された茉莉の生活能力の無さは、自他共に認めたところであるが、唯一料理だけはかなりの腕前と自負していた(実際に茉莉の料理を口にした人は多くがその味を褒めている)。作るだけでなく食べることも大好きで、小説で好んで食事のシーンを書いたほか、エッセイで得意料理の拵え方やお気に入りの食べ物についての記述箇所が多くある。後年、森茉莉を愛する人々の手によって、エッセイから食べ物に関する文章を抜き出した選集や、茉莉の作った料理を再現した本が出版された。
1987年心不全により死去。85歳没。戒名は「常楽院茉莉清香大姉」。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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