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桃中軒雲右衛門 : ミニ英和和英辞書
桃中軒雲右衛門[とうちゅうけん くもえもん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [もも]
 【名詞】 1. peach 2. prunus persica (tree)
: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
: [のき]
 【名詞】 1. eaves 
: [くも]
 cloud
: [みぎ]
 【名詞】 1. (1) right hand side 2. (2) above 3. afore-mentioned 4. foregoing 5. forgoing 
: [もん]
  1. (n,n-suf) (1) gate 2. (2) counter for cannons 

桃中軒雲右衛門 : ウィキペディア日本語版
桃中軒雲右衛門[とうちゅうけん くもえもん]

桃中軒 雲右衛門(とうちゅうけん くもえもん、1873年明治6年)5月5日 - 1916年大正5年
11月7日)は、明治から大正時代にかけての日本の浪曲師。亭号は沼津駅の駅弁屋である桃中軒に、名は修行時代に兄弟分であった力士の「天津風雲右衛門」に由来するとされる〔石谷華堤および正岡容の説〕。浪曲界の大看板で「浪聖」と謳われた。
== 略歴 ==

本名は山本幸蔵(岡本峰吉と称したこともある)。群馬県高崎市新田町出身。父は地方回りの祭文語りをしていた吉川繁吉で、その二男として生まれる。母・ツルは三味線弾きであった。また兄は仙太郎といい幸蔵とともに母に三味線を習った、弟の峰吉は後に兄に感化され桃中軒風右衛門を名乗った。
三味線を習い、吉川小繁を名乗り、ヒラキでの口演や流しなどをしていた。父の没後、その名である2代目吉川繁吉を襲名し、寄席への進出も果たす。その後、横浜で初代三河家梅車の興行についていた三味線弾き(曲師)の夫人お浜に同情して恋仲となり、そのまま駆け落ちしたため関東に戻れず、京都を経て九州へと至り修行を積む。その過程で従来の関東節に加えて、関西節や、九州で当たりを取っていた美当一調の「糸入り講談」(三味線を伴奏に入れた軍談。浪花節の前駆形態と考えられている)を取り入れ、後の雲右衛門節を生み出していった。略称として「雲」一文字、または「雲入道」がある。雲右衛門独特の重厚なフシ調を「雲調」や「雲節」と呼ぶ。
1903年(明治36年)、桃中軒牛右衛門の名で雲右衛門に弟子入りしていた宮崎滔天や、福本日南、政治結社玄洋社の後援で「義士伝」を完成させる。武士道鼓吹を旗印に掲げ、1907年(明治40年)には大阪中座東京本郷座で大入りをとった。雲右衛門の息の詰まった豪快な語り口は、それまで寄席芸であった浪曲の劇場への進出を可能にし、浪曲そのものも社会の各階級へ急速に浸透していくことになる。
しかし1913年(大正2年)ごろから、肺結核になり、宮崎の説得で何度か入院をしたが元気になるとすぐに巡業に出てしまい、最後に実子の西岡稲太郎が自宅に引き取って看病するが甲斐なく、1916年(大正5年)11月7日に死亡した。大きな足跡を残し、金遣いも非常に荒かったが、晩年は寂しいものであったという。墓所は東京都品川区天妙国寺。戒名は「桃中軒義道日正居士」〔大衆芸能資料集成 第六巻 芝清之〕。死後、「桃中軒雲右衛門」の名を門下の4人(白雲、雲州、雲大丞、野口洋々)がそれぞれ名乗り、混乱が起きた。
弟子に、桃中軒如雲、東家楽燕酒井雲、他、孫弟子に、村田英雄、東家三楽、京乃天姫、などがいる。
また日本における初の著作権訴訟は、雲右衛門のレコード吹込みに関するトラブルであった。教科書にも必ず掲載されている裁判例として有名である〔http://www.rclip.jp/activity/column82.html〕。
孫に、超常現象研究者の中岡俊哉、ひ孫に演芸評論家の岡本和明がいる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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