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格文法 : ミニ英和和英辞書
格文法[かくぶんぽう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かく]
  1. (n,n-suf) status 2. character 3. case 
: [ぶん]
 【名詞】 1. sentence 
文法 : [ぶんぽう]
 【名詞】 1. grammar 
: [ほう]
  1. (n,n-suf) Act (law: the X Act) 

格文法 : ウィキペディア日本語版
格文法[かくぶんぽう]
格文法(かくぶんぽう case grammar)とは、1968年言語学者チャールズ・フィルモアによって提唱された文法理論である。
== 概要 ==
格文法は、動詞(さらには形容詞名詞)とその深層格(動作主・場所・道具のような意味役割)との組み合わせから成るものとしてを分析しようとする理論である。
フィルモアによれば、動詞はそれぞれいくつかの深層格を選択し、それらは格フレームを成す。格フレームはその動詞の意味的結合価の重要な側面を記述するものである。格フレームには、例えば一つの深層格は一文に一つしか現れないなどの制約がある。格には義務的なものと随意的なものがあり、義務的格を削除すると非文法的になる。例えば Mary gave the apples はこの意味で非文法的である。
格文法の根幹をなす仮説は、主語目的語のような文法役割は深層格に依存して決まるということである。フィルモアは1968年の論文で、主語の選択に関する普遍的規則として次のような階層を提案している:
:動作主 (Agent) > 道具 (Instrument) > 対象 (Object)
もし動詞の格フレームが動作主を含んでいるならば、それは能動文の主語として実現される。そうでなければ、この階層で動作主に次ぐ深層格(つまり道具)が主語に昇格する。
現代言語学への格文法の影響は絶大であり、統率・束縛理論以降の生成文法におけるθ理論をはじめとして、多くの理論が何らかの形で深層格の考えを取り入れている。また人工知能研究におけるフレームベースの記述の発展も格文法から着想を得ている。
1970年代から1980年代にかけて、格文法はフィルモア自身の手によってフレーム意味論へと発展した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「格文法」の詳細全文を読む




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