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東海豪雨 : ミニ英和和英辞書
東海豪雨[とうかいごうう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひがし]
 【名詞】 1. east 
東海 : [とうかい]
 【名詞】 1. region south of Tokyo on Pacific Ocean side of Japan 2. eastern sea 
: [ごう]
 【名詞】 1. fine feathers 2. writing brush 3. a little
豪雨 : [ごうう]
 【名詞】 1. heavy rain 2. cloudburst 3. downpour 
: [あめ]
 【名詞】 1. rain 

東海豪雨 : ウィキペディア日本語版
東海豪雨[とうかいごうう]
東海豪雨(とうかいごうう)は、2000年平成12年)9月11日 - 12日を中心に愛知県名古屋市およびその周辺で起こった豪雨災害(水害)。東海集中豪雨とも言う。都市水害の恐怖を実感させる大きな被害で話題になった。なお、東海豪雨は通称であり、気象庁による命名ではない〔気象庁 気象等の知識>予報用語>降水 豪雨の項目参照〕。後に激甚災害に指定された。
以下の地名はすべて豪雨発生当時の自治体名で示す。
== 概要 ==
2000年9月7日頃から本州付近に前線が停滞しており、11日から12日にかけて、台風14号の東側を回る暖湿気流が前線に向かって流れ込んだため、前線の活動が活発となり、愛知、三重、岐阜県の東海地方を中心に記録的な大雨となった。
11日夕方ごろから、名古屋市をはじめとする東海地方を中心とした広範囲にわたり大きな被害をもたらし、2日間の積算降水量は多いところで600ミリ前後に上った。
名古屋市では11日の日降水量が、平年の9月の月降水量の2倍となる428ミリとなり、2日間の合計降水量が567ミリに達した。愛知県東海市では11日の午後7時までの1時間に114mm、日降水量492mmを記録した。
このため、名古屋市周辺で多数の浸水被害が生じたほか、中部地方太平洋側の広い範囲で浸水、河道護岸の損壊、崖崩れ、土石流などによる災害が発生した。この災害により、愛知県名古屋市一宮市春日井市西春日井郡師勝町(現・北名古屋市)・西春町(現・北名古屋市)・清洲町(現・清須市)・西枇杷島町(現・清須市)・新川町(現・清須市)・豊山町豊明市半田市刈谷市大府市岩倉市東海市知多郡美浜町東浦町海部郡甚目寺町(現・あま市)・大治町北設楽郡稲武町(現・豊田市)、岐阜県恵那郡上矢作町(現・恵那市)の21市町に災害救助法が適用された。
名古屋市周辺で最も浸水被害が激しかったのは、天白区野並地区で、天白川とその支流の藤川の堤防に囲まれた堤内地が水面より遥かに低い地形だったため、行き場を失った雨水が集中し、ポンプ場から天白川に排水した水が、そのまま藤川の支流の郷下川(ごうしたがわ)を逆流して、再度野並地区に流入するという悪循環を繰り返し、やがて地区の住宅の1階は完全に水没し、住居内での溺死者も発生した。ポンプ場も浸水して機能停止したため、水が引くまでに相当の時間を要することとなった。
一方、元々旧市街地を洪水から守る庄内川放流路としての新川洗堰の向こう側に広がった名古屋市内の庄内川水系新川では、長さ100メートルにわたる破堤があったほか、愛知県内で少なくとも10か所で破堤し、名古屋市中川区下之一色町では、洗堰での分流にもかかわらず庄内川が堤防高を超えて溢水するなど、各地で多数の越流があった。下之一色町三角地区のうち、県道の橋より南側にある集落は浸水により居住不能となり消滅した。
この結果、新川流域(名古屋市西区山田地区、清須市(当時の西春日井郡西枇杷島町・新川町など))、庄内川流域(名古屋市中川区春日井市)、天白川流域(名古屋市天白区・南区緑区など)、境川逢妻川流域(大府市・知立市・刈谷市・知多郡東浦町など)、名古屋市周辺で多数の浸水被害が生じた。
岐阜県では矢作川流域を中心とした恵南地域に多大な被害が出たため、この豪雨に関して岐阜県内に限っては恵南豪雨とも呼ばれる。この地域では家屋が壊れたり流されたりする深刻な被害が出た。しかしマスコミ報道では、比較的被害の軽かった名古屋市周辺の報道が集中し、取り上げられることはほとんど無かった。
期間降水量は、三重県多気郡宮川村(現・大台町)で1,090ミリとなったほか、四国から東海地方で800〜1,000ミリに達した。大雨は静岡県山梨県にも及び、これらの広い地域で2日間の合計降水量が200〜400ミリとなったところがあった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「東海豪雨」の詳細全文を読む




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