翻訳と辞書
Words near each other
・ 有限温度への拡張
・ 有限演算
・ 有限状態文法
・ 有限状態機械
・ 有限生成
・ 有限生成アーベル群
・ 有限生成アーベル群の分類
・ 有限生成アーベル群の基本定理
・ 有限生成アーベル群の構造定理
・ 有限生成イデアル
有限生成加群
・ 有限生成群
・ 有限生成部分群
・ 有限級数
・ 有限群
・ 有限花序
・ 有限表示加群
・ 有限被覆法
・ 有限要素法
・ 有限責任


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

有限生成加群 : ミニ英和和英辞書
有限生成加群[ゆうげんせいせいかぐん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [う, ゆう]
  1. (n,vs) possession 
有限 : [ゆうげん]
  1. (adj-na,n) finite 2. limited 
: [せい, なま]
  1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed 
生成 : [せいせい]
  1. (n,vs) create 2. generate 3. form 
: [か]
 【名詞】 1. addition 2. increase 

有限生成加群 : ウィキペディア日本語版
有限生成加群[ゆうげんせいせいかぐん]
数学において、有限生成加群(ゆうげんせいせいかぐん、)とは、有限な生成集合をもつ加群のことである。有限生成 ''R''-加群はまた有限 ''R''-加群 (finite R-module, module of finite type) や ''R'' 上有限 (finite over R) とも呼ばれる〔例えば松村はこの用語を用いている。〕。
関連した概念に、有限余生成加群 (finitely cogenerated module)、有限表示加群 (finitely presented module)、有限関係加群 (finitely related module)、連接加群 (coherent module) があり、これらはすべてあとで定義される。ネーター環上では、有限生成、有限表示、連接加群の概念は一致する。
たとえば上の有限生成加群とは単に有限次元ベクトル空間であり、有理整数環上の有限生成加群とは単に有限生成アーベル群である。'R'' 上有限 (finite over R) とも呼ばれる〔例えば松村はこの用語を用いている。〕。
関連した概念に、
有限余生成加群 (finitely cogenerated module)、有限表示加群 (finitely presented module)、有限関係加群 (finitely related module)、連接加群 (coherent module) があり、これらはすべてあとで定義される。ネーター環上では、有限生成、有限表示、連接加群の概念は一致する。
たとえば上の有限生成加群とは単に有限次元ベクトル空間であり、有理整数環上の有限生成加群とは単に有限生成アーベル群である。
連接加群 (coherent module) があり、これらはすべてあとで定義される。ネーター環上では、有限生成、有限表示、連接加群の概念は一致する。
たとえば上の有限生成加群とは単に有限次元ベクトル空間であり、有理整数環上の有限生成加群とは単に有限生成アーベル群である。
==定義==
左 ''R''-加群 ''M'' が有限生成とは、''M'' の元 ''a''1, ''a''2, ..., ''a''''n'' が存在して、すべての ''M'' の元 ''x'' に対して、''R'' の元 ''r''1, ''r''2, ..., ''r''''n'' が存在して、''x'' = ''r''1''a''1 + ''r''2''a''2 + ... + ''r''''n''''a''''n'' となることである。
この場合、集合 は ''M'' の生成集合と呼ばれる。有限個の生成元は基底である必要はない、なぜならそれらは ''R'' 上一次独立である必要はないからだ。より圏論的な特徴づけとしては次がある。''M'' は有限生成であるのは、ある自然数 ''n'' に対して全射 ''R''-線型写像
:R^n \to M
が存在する(つまり ''M'' は有限ランク自由加群の剰余加群である)とき、かつそのときに限る。
加群 ''M'' の部分集合 ''S'' が有限生成部分加群 ''N'' を生成すれば、''N'' の有限個の生成元は ''S'' からとってくることができる(なぜなら ''S'' の高々有限個の元しか有限個の生成元を表現するのに必要ないからである)。
任意の加群は有限生成部分加群の増大列の和集合である。
加群 ''M'' が体 ''R'' 上のベクトル空間であり生成集合が一次独立な場合には、''n'' は ''well-defined'' で ''M'' の次元と呼ばれる(''well-defined'' は任意の一次独立な生成集合は ''n'' 個の元をもつという意味である。これはベクトル空間の次元定理である)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「有限生成加群」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.