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日産・R91CP : ミニ英和和英辞書
日産・R91CP[にっさん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [にち, ひ]
  1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day 
日産 : [にっさん]
 【名詞】 1. daily output 
: [うぶ]
  1. (adj-no) innocent 2. naive 3. unsophisticated 4. inexperienced 5. green 6. wet behind the ears

日産・R91CP : ウィキペディア日本語版
日産・R91CP[にっさん]

日産・R91CPは、1991年全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権(JSPC)およびル・マン24時間レース用に日産自動車が製作したグループCカー。しかしル・マン参戦は実現しなかった。日産初のオール自社製のグループCカーであり、プロトタイプレーシングカーとしても日産・R383以来約20年ぶりの完全自社製車両である。
== 概要 ==
エンジンは3.5リッターV型8気筒ツインターボVRH35Zを搭載。1991年JSPC全7戦中3勝をあげ、ドライバーズ(星野一義)・メイクス両部門のチャンピオンを獲得。翌1992年シーズンもチームテイクワンに放出されJSPCに参加している。
それまでマーチローラなどの外部コンストラクターにシャシー製造を委託していた日産だったが、外部製作ゆえに発生する時間的ロスの増大を嫌ったことに加え、ローラ製シャシーを使用したR89CR90CKなどで設計や製造精度に起因すると見られるトラブルがいくつか発生したことから〔『Racing On』(ニューズ出版)2009年1月号・p.48〕、ついにシャシーの完全内製化に踏み切ることになった。アメリカで活動したニッサン・パフォーマンス・テクノロジー(NPTI)が参戦していたIMSA参戦車(日産・GTP ZX-Tなど)では、すでにマシンの内製化で成功していた。
外観は、ローラ製モノコックを流用していたR90CPとよく似ていたが、R91CPにおいてモノコックは林義正水野和敏の下でニスモが設計し、日産・宇宙航空事業部が製作した純国産車となっている。コクピットは、ル・マン24時間レースやJSPCでの1000kmレースなど長距離レースを意識して、ダッシュボードのデザインから、通風・防水に至るまで入念に検討され、この種の車両では例外的に雨天のレースでも水の侵入が一切なかったとされている。また、安全性を考慮しロールケージはきわめて堅固に設計された。
コクピット後ろ車体中央部の大型のインレットが目立つが、これはエンジンの吸気用ではなく、リアブレーキの冷却用である。また、R90CPでは左右ともフロントフェンダー上に配置されていたミラーは、ドライバー側の右ミラーのみドア部に移設され、左右非対称の配置となっている。
サスペンションについては、ドライバビリティを重視し、サスペンションのロールセンターをあえて高めに設定し、姿勢変化が分かりやすいものとされている。
これらの設計はシャシーの市販化を意識していたためといわれ、結果としてきわめて乗りやすいマシンとなったが、同時にタイヤの負担が増大していたとされる。実際にタイヤバーストでのクラッシュを経験しており、強固なロールケージ設計は図らずも有効に機能することになってしまった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日産・R91CP」の詳細全文を読む




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