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日琉同祖論 : ミニ英和和英辞書
日琉同祖論[にちりゅうどうそろん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [にち, ひ]
  1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day 
: [どう]
 【名詞】 1. the same 2. the said 3. ibid. 
同祖 : [どうそ]
 homoelogous, common ancestor
: [そ]
 【名詞】 1. ancestor 2. forefather 3. progenitor 
: [ろん]
 【名詞】 1. (1) argument 2. discussion 3. dispute 4. controversy 5. discourse 6. debate 7. (2) theory 8. doctrine 9. (3) essay 10. treatise 1 1. comment

日琉同祖論 : ウィキペディア日本語版
日琉同祖論[にちりゅうどうそろん]
日琉同祖論(にちりゅうどうそろん)は、日本人琉球(沖縄)人は、その起源において民族的には同一であるとする説。日琉同祖論は、歴史的には16世紀京都五山の僧侶等によって唱えられた源為朝琉球渡来説に端を発し、それが琉球へ伝わり17世紀摂政羽地朝秀が編纂した『中山世鑑』に影響を与えて、明治以降は沖縄学の大家・伊波普猷によって詳細に展開された。
== 概要 ==

=== 日琉同祖論の起源 ===
近年の研究では、日琉同祖論の起源となる源為朝琉球渡来伝説は、16世紀前半にはすでに日本において文献に現れていることが明らかになっている。現在確認されているその初出は、京都五山臨済宗僧侶・月舟寿桂(1470年 - 1533年)の「鶴翁字銘井序」においてである。
そこで、月舟は信憑性は分からないがと断りながら、「日本には、源為朝が琉球へ渡って支配者(創業主)となったという伝説がある。そうであるなら、その子孫は源氏であるから、琉球は日本の附庸国である」という内容を記している〔原文は「吾国有一小説、相伝曰、源義朝舎弟鎮西八郎為朝、霄力絶人、挽弓則挽強、其箭長而大、森々如矛、見之勇気佛贋、儒夫亦立、嘗與平清盛有隙、錐有保元功勲、一旦党信頼、其名入叛臣伝、人皆惜焉、然而電請海外、走赴琉球、駆役鬼神、為創業主、厭孫世々出干源氏、為吾附庸也」。塙保已一原編纂・太田藤四郎補編纂『続群書類従第十三輯上』(続群書類従完成会、1959年)、355頁。矢野美佐子「為朝伝説と中山王統」『沖縄文化研究』法政大学沖縄文化研究所、2010年。 〕。つまり、源為朝来琉説が、16世紀前半には京都五山の僧侶の間である程度流布していた事実が確認できる。
この源為朝来琉説が、日琉間の禅宗僧侶の交流を通じて琉球へもたらされ、それが後年羽地朝秀が『中山世鑑』を編纂する際に影響を与えた可能性が指摘されている。こうした源為朝来琉説や附庸国説は史実的根拠を欠いた伝説の域を出ないが、しかし、薩摩の琉球侵攻以後に、その支配を正当化するためにこれらの説が創作されたわけではないのは確かである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「日琉同祖論」の詳細全文を読む




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