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揚抗比 : ミニ英和和英辞書
揚抗比[ようこうひ]
lift-to-drag ratio
===========================
揚抗比 : [ようこうひ]
 lift-to-drag ratio
: [こう]
 (pref) anti-
: [ひ]
  1. (n,n-suf) (1) ratio 2. proportion 3. (2) Philippines 
揚抗比 ( リダイレクト:揚力#揚抗比 ) : ウィキペディア日本語版
揚力[ようりょく]
揚力(ようりょく、英語:lift)は、流体液体気体)中におかれたなどの物体にはたらくのうち、流れの方向に垂直な成分のこと。
通常の場合、物体と流体に相対速度があるときに発生する力(動的揚力)のみを指し、物体が静止していてもはたらく浮力(静的揚力)は含まない。
== 概要 ==

流体中に物体があり、流体と物体との間に相対速度がある時、その物体は流体の流れに影響を与え、流体と物体とは力を及ぼし合う。この時、物体は下流側斜めの方向に力を受けるが、その力を流れの方向〔あるいは、ヴィークルの場合はヴィークル自身から見た方向基準とする場合もある。〕に平行な成分と、それと垂直な成分に分解して扱うと便利なことが多い。このとき、流れに平行な成分を抗力、流れに垂直な成分を揚力と言う。
揚力は、物体が流れの一部の向きを変えたことの反作用として生じているものと見ることもできる。例えば右図のように、平板(もしくは断面が上下対称の翼型)が流れに対して斜めに存在する、つまり迎角をつけて置かれた場合、流体は平板に沿って流れる。平板の下面においては流れと平板が衝突することによって、また平板の上面ではコアンダ効果によって流れが平板に引き寄せられることによって、流れの方向が斜め下向きに変えられる。この時、気流が下向きに曲げられたことの反作用として、上向きの揚力が生じている。あるいは、流れが上下非対称になり、平板の下面より上面の方が圧力が低くなり揚力が生じていると言い換えることもできる(右図において、流線の間隔が詰まっていると圧力が大きく、開いていると圧力が小さいことを示している)。
物体は流れから必ず下流方向に抗力を受ける。物体の形状と流れに対する向きにより流れが非対称で、流速の差等でベルヌーイの定理により流れと垂直な方向でも圧力差があると、揚力成分も生じていて、物体は流れの方向に対して斜めの力を受ける。
流体側は大きさが同じで向きが反対の反作用を受ける。その力により、流体の運動量が変化するので、速度が変わり、圧縮性流体では密度も変わる。揚力が上向きなら、圧力は下より上の方が低く、流体の速度ベクトルは斜め下方向に向く。
流体中の物体表面の(微視的な)接触応力の、物体の面に垂直な成分である圧力は、流れがあればベルヌーイの定理により静止しているときと変化する。それと面に平行な成分で流れの向きの、粘性による摩擦力超流動を除く)、それらを面全体で加え合わせたものが、物体全体にかかっている抗力と揚力である〔*>迎角のある翼に沿った下向きの流れの摩擦力は、下向きの力を生じて僅かに揚力を減らすので、発生要因は圧力であるが、減少要因には摩擦力もある。また翼の上下の圧力差は、誘導抵抗として抗力増大の原因にもなる。〕。
字義通りには、揚力は重力の反対方向すなわち「浮揚する向き」という意味だが、航空機などの場合、機体の姿勢に合わせて機体の上方向に働く力を揚力とすることもある(その場合、ロールや宙返りなどで裏返っている場合は重力と同じ向きとなる)。レーシングカー等では揚力の逆向きの力として「ダウンフォース」とすることもあれば、正の揚力が発生するようなボディ形状も含めて考える場合など、ダウンフォースを負の揚力として「揚力」で統一して扱うこともある。
揚力を利用しているものには、動物飛行機固定翼水中翼船の水中翼のほか、船舶プロペラヘリコプター回転翼などがある。
変化球等の物体の回転によって生じる揚力については、マグヌス効果を参照(プロペラや回転翼はマグヌス効果を利用しているのではない)。
上記の図のように、流線の密度が疎な部分には、カルマン渦に代表される渦の形成が容易になる、これは時間的周期性を持ち円柱断面を仮定した場合上にも下にも揚力を形成し、流体関連振動となる。この原因は渦の離脱による圧力低下が原因であり、それを非対称に設計したジューコフスキー的形状においてはカルマン渦の発生が上下非対称になるため揚力が発生する。そのため、そういう周期的圧力欠損に頼るため、小さな航空機では振動が激しくなる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「揚力」の詳細全文を読む




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