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志賀親次 : ミニ英和和英辞書
志賀親次[しが ちかつぐ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こころざし]
 【名詞】 1. will 2. intention 3. motive 
: [つぎ]
  1. (n,adj-no) (1) next 2. following 3. subsequent 4. (2) stage 5. station 

志賀親次 : ウィキペディア日本語版
志賀親次[しが ちかつぐ]

志賀 親次(しが ちかつぐ)は、安土桃山時代武将大友氏の家臣。北志賀家・志賀親度の子。豊後国岡城主。
== 生涯 ==
豊後の大友氏の家臣・志賀親度の子として誕生。北志賀家は大友三家の一角である志賀氏の嫡流であり、祖父親守や父親度の時代には南郡衆の筆頭であった。
親次は武勇に優れ、母が大友宗麟の娘ということもあって重用された。天正12年(1584年)7月、黒木家永の守る猫尾城攻めに参加。同年9月に父親度が主君義統と不和になって失脚すると、19歳の若さで家督を継ぐことを命じられた。翌13年(1585年)にはキリシタンとなり、ドン=パウロという洗礼名を得ている。
天正14年(1586年)、薩摩国島津氏豊後国に侵攻して来ると(豊薩合戦)、父親度や他の南郡衆が島津氏に味方する中で、親次は居城・岡城に立て籠もって徹底抗戦し、島津義弘新納忠元が指揮する島津方の大軍を寡兵で何度も撃退した。豊臣秀長の援軍が豊後に上陸すると、反乱した南郡衆を滅ぼし父を自刃させる。この戦いで見事な采配を振るった親次に対し、豊臣秀吉に厚く絶賛され、敵将の島津義弘からも「天正の楠木」と絶賛された。
その後は祖父親守の後見を受け〔大友宗麟の葬儀には祖父を代理として出席させている。〕、岡城を拠点に日田にも所領を拡大し、島津侵攻で多くの家臣を失った大友氏家中において、抜群の武功で名を上げかつ名族でもある親次は発言力を強めていたようである〔義統の嫡子・義乗が秀吉に謁見に行く際に随行した3名の重臣に選ばれている。また秀吉は親次を重臣筆頭の田原紹忍より上座に座らせて豊薩合戦における親次の功績を激賞し、さらに一行のうち義乗以外では親次のみを淀城での食事に招待した(紹忍らは外で待機させられた)〕。ところが、こうしたことから主君・吉統(義統)からはかえって疎まれることになった。なかでも、宗麟の死後にキリスト教は禁教とされるも、親次は棄教を拒否し豊後におけるキリシタンの事実上の保護者となっていたが〔ルイス・フロイスは親次を徹底的に好意的に描いており、『日本史』の大友氏関連の記事は、大友氏改易後に志賀親次が仕官先を求めて上京したこと、そして“ドン・パウロ(親次)が元どおり領主に収まることは不可能と思われるものの、(中略)我らは彼が、他の地において老関白から俸禄が与えられるのではないかと期待している”という記述で締めくくられている。〕、親次が義乗の大阪訪問に随行中に吉統によって宣教師達は豊後から追放される仕打ちをうけている。
天正20年(1592年)の文禄の役に参陣したとき、誤報を信じたため戦況を見誤り撤退を義統に進言してしまい〔異説として、『大友興廃記』などでは他の人物が進言したとする。また、外山幹夫などは九州征伐で親次が活躍した事を妬んだ人物の中傷の可能性が高く、親次が主体となって撤退を進言したとする説に異論を唱えている。〕、これを敵前逃亡とみなした豊臣秀吉の怒りに触れて、大友氏は改易され親次も所領を失った。なお、「フロイス日本史」の大友氏に関する記述は、このときに親次が仕官先を求めて上京するところで終わっている。
その後は、蜂須賀家政に仕え日田郡大井の荘一千石を領有し、関ヶ原の戦いの際には九州で大友義統に石垣原の戦いに支援、のち福島正則小早川秀秋(九百五十石)、再び福島正則、毛利輝元にそれぞれ仕えた〔「大友氏顕彰会だより おおとも第23号」〕。95歳で(一說93歳)山口県宇部市にて死去、子孫は当地に残っている〔「大友氏顕彰会だより おおとも第23号」〕。一部の子孫は九州に戻って細川氏に仕え熊本藩士として明治まで続いたという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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