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御湯殿上日記 : ミニ英和和英辞書
御湯殿上日記[おゆどののうえのにっき お]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ご, お, おん, み]
  1. (pref) honourable 2. honorable 
: [ゆ]
 【名詞】 1. hot water 
湯殿 : [ゆどの]
 (n) bathroom
殿 : [どの, との]
 【名詞】 1. (pol) person 2. Mister (mostly in addressing someone on an envelope) 3. Mr 
殿上 : [てんじょう]
 【名詞】 1. the court 2. palace circles 3. palace floor
: [じょう]
 (n,pref,suf) 1. first volume 2. superior quality 3. governmental 4. imperial 5. top 6. best 7. high class 8. going up 9. presenting 10. showing 1 1. aboard a ship or vehicle 12. from the standpoint of 13. as a matter of (fact) 13. superior
: [にち, ひ]
  1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day 
日記 : [にっき]
 【名詞】 1. diary 2. journal 
: [き]
 (n,n-suf) chronicle

御湯殿上日記 : ウィキペディア日本語版
御湯殿上日記[おゆどののうえのにっき お]
御湯殿上日記(おゆどののうえのにっき・お湯殿の上の日記)とは、御所に仕える女官達によって書き継がれた当番制の日記禁裏宮中)にある御湯殿の側に女官達の控えの間があり、そこに備え付けられていたといわれている。当番の女官によって交替で書かれたもので字体は女房文字(仮名文)。稀に当代の天皇自身が代わりに書いたと思われる部分もあるとされている〔『言継卿記天文17年1月12日1548年2月21日)条によれば、後奈良天皇がある件について調べるために過去の『御湯殿上日記』を調べたところ、そこが亡き父である後柏原天皇の直筆の部分であったことが記されている(松薗斉『日記の家 中世国家の記録組織』(吉川弘文館、1997年)P194-95)。〕。
本来はいわば宮中の機密日誌(秘記)であり非公開のものであったが、後日の参考のために写本が作られる場合もあり、そのため正本・写本・抄本を合わせると室町時代文明9年(1477年)から文政9年(1826年)の350年分の日記が途中に一部欠失があるもののほとんどが伝わっている〔『薩戒記応永32年11月6日1548年2月21日)条において、後小松院が記主の公家・中山定親に対し、宮中のことは女房が扱ってはいるが、それを記録できる者がおらず、自身が記録していたが、度重なる火災で失ったことを嘆く記述がある。この時期には『御湯殿上日記』が存在していなかった可能性が高く、松薗斉は後小松院の没後に宮中を主導した後花園院宝徳2年(1450年)前後に開始したとする説を提示している(松薗・前掲)。〕。特に戦乱の激しかった戦国時代の記録が残されているという点で貴重な史料である。また宮廷の女性達が用いていた文字や言語(女房言葉)の研究の分野においても貴重な資料となっている。
主に天皇の日常の動向が記述の中心であるが、宮廷行事や任官叙位、下賜進献などの宮中での出来事、皇族や女官の動向等、有職故実面や政治の表舞台には現れない記事も見られる。『群書類従』に慶長3年(1598年)分が収録されて以来、宮廷史・政治史の根本史料として注目されるようになった〔文献は他に御湯殿上日記研究会『お湯殿の上の日記の研究 宗教・遊芸・文芸資料索引』(続群書類従完成会、1973年)がある。〕。
== 脚注 ==





抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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