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岡山電軌 : ミニ英和和英辞書
岡山電軌[おかやま]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こう, おか]
 【名詞】 1. hill 2. height 3. knoll 4. rising ground
: [やま]
 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point 

岡山電軌 ( リダイレクト:岡山電気軌道 ) : ウィキペディア日本語版
岡山電気軌道[おかやまでんききどう]

岡山電気軌道株式会社(おかやまでんききどう、英称:Okayama Electric Tramway Co., Ltd.)は、岡山県岡山市内で2路線の路面電車と、岡山市内で路線バス貸切バスを運営している企業。両備グループの中核会社の一つである。
愛称は岡電(おかでん)。鉄道関係の書物などでは「岡山電軌」と略称している記述もあるが、地元ではこのような略称はほとんど使用されていない。
本社は岡山県岡山市中区徳吉町二丁目8番22号。
== 概要 ==
長崎電気軌道などとともに、明治時代創業の日本の鉄道会社の中で創業時から社名を一回も変更していない珍しい鉄道会社で2010年(平成22年)6月9日に創立100周年を迎えた(同年7月31日には親会社の両備ホールディングスが創立100周年を迎える)。
戦前は岡山市周辺の乗合バス事業で西大寺鉄道(後の両備バス、現在の両備ホールディングス)とお互いの傘下のバス会社同士が競争していたが、1935年に岡電・西大寺鉄道両者傘下のバス会社が合併して岡山バスが発足したことで終結にむかい、戦後1960年に両備バス出身の社長を迎えて以来(役員としては1952年から)、資本的にも人的にも両備ホールディングスとの繋がりが深い。現在は両備ホールディングスが筆頭株主であり、また両備ホールディングスの筆頭株主でもあり、両備グループ代表で両備ホールディングス会長兼CEOの小嶋光信が社長を兼務し、両備グループの中核企業の一つとなっている。
長年岡電バスが市内線、両備バスが郊外線および長距離バス・観光バスという棲み分けがなされてきた。岡山市街の拡大に合わせて路線は広がったが、両備が持つ西大寺・玉野などのような高収益路線がなく、経営状況は必ずしも良好ではなかった。1980年代には労使紛争も多発し、ストライキで市内交通が麻痺することもしばしば起きた。
その後不採算路線の廃止などの合理化で経営状況が安定する一方、両備グループがグループ経営を強化し、よりグループ内での結びつきが強くなっている。これは、下津井電鉄とは比較的関係が良好であるが、中鉄バスとは対立することが多いなど岡山県内のバス会社同士の関係が必ずしも良好ではないことから両備としては味方を増やし発言力を強める意味合いもある。
2003年4月に実施された中国ジェイアールバス両備線の運行移管時の協議のこじれが発端で、中鉄バスとの間に競合関係(岡山駅 - 中庄駅間の場合、同じ区間に両備バス・岡電・下津井電鉄の共同運行系統と中鉄単独系統の2系統が運行されている)が生じ、その後中鉄バスが運行していた岡山空港リムジンバスへの参入や、お互いの営業エリアに競合する新規路線を開設している。
2005年2月中鉄バスと神姫バスの共同運行で運行している岡山 - 神戸間の高速バスに、岡山電気軌道の単独運行で高速バス路線を開設して同路線に参入するなど、さらに熾烈さを増していた。
しかし、両備グループ2社(両備バス・岡山電気軌道)及び中鉄バスの3社が岡山県の公共交通システムを互いに協力することを目的として、2005年7月11日に両社社長の初回会談が行われ、2006年2月6日に調印式が行われる。その結果、2007年1月1日に岡山空港リムジンバスを中鉄バス・岡電バスの共同運行となり、1月4日に岡南飛行場線・岡山駅→天満屋バスセンター→松浜町→労災病院系統を岡電バスに、半田山ハイツ・津高台団地線・免許センター線を中鉄バスにそれぞれ一本化し、中鉄バスが運行する新保・万倍線と泉田・福富西三丁目線、労災病院→松浜町→天満屋バスセンター→岡山駅系統(普通便)については岡電バスへ運行を移管した。2008年2月1日には、岡山 - 神戸間の高速バスも両備グループ内の高速バス事業効率化のため、両備ホールディングス(両備バス)へ運行移管した。
2008年7月22日からは、国道53号線で岡電バスと中鉄バスがそれぞれ運行する津高営業所線(岡電バス運行)、半田山ハイツ線・津高台団地線、国立病院線、運転免許センター線(いずれも中鉄バス運行)の4路線を両社の共同運行〔共同運行時に、津高営業所線が半田山ハイツ線・津高台団地線に統合され、路線数としては3路線となった。〕とし、国道180号線を運行する岡山駅 - 万成間を中鉄バスとの運行本数調整のために運行を休止した。
軌道事業については路線長が短く、日本全国で最小規模とされる。岡山駅構内への延伸やライトレール化構想のあるJR吉備線への相互乗り入れ、岡山市役所方面や果ては岡山空港までの延伸など様々な構想が浮かんでいるが、いずれも資金面などで具体化していない。
また2004年に鉄道事業廃止提出書を提出し、廃止が予定されていた南海電気鉄道貴志川線の事業を引き継ぐことを2005年4月28日に発表し、子会社の和歌山電鐵2006年4月1日に貴志川線の事業を南海電気鉄道から引き継いだ。他にも名古屋鉄道の岐阜地区600V線区(岐阜市内線揖斐線美濃町線田神線)や日立電鉄北海道ちほく高原鉄道の廃止後の受け皿として名前が浮上したが、これらは実現することなく廃線となっている(詳細は「事業撤退が表明された鉄道路線の運行支援」の節を参照)。
スルッとKANSAI協議会に加盟していて、2006年10月1日から両備ホールディングス(両備バス)・下津井電鉄と同時に非接触ICカードシステム「Hareca」(ハレカ)を導入し、PiTaPaICOCAの利用も可能になったが、Harecaのみチャージ可能でPiTaPaとICOCAは運賃の支払いのみ利用可能であり、運賃収納機はICOCAやPiTaPaのチャージに対応しているがチャージはしてくれない(運賃表示器の下にチャージはHarecaのみ行う旨を記載した紙が貼られている)。なお、ICOCAで運賃を支払って利用明細(利用履歴)をJR西日本の駅で印字すると、利用駅欄の入場駅部分はバス等、出場駅部分にはバスに乗った場合には「岡電バ」、路面電車に乗った場合には「岡電軌」と表示される。全国ICカード相互利用が開始された2013年3月23日以降も、Hareca・PiTaPa・ICOCA以外のSuicaなどのICカードは使用できない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「岡山電気軌道」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Okayama Electric Tramway 」があります。




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