翻訳と辞書
Words near each other
・ 寛容社会
・ 寛屋
・ 寛幅
・ 寛平
・ 寛平の治
・ 寛平の韓寇
・ 寛平・延喜東国の乱
・ 寛平大宝
・ 寛平帝
・ 寛平御時后宮歌合
寛平御記
・ 寛平御遺誡
・ 寛平法皇
・ 寛平聖主記
・ 寛平遺誡
・ 寛延
・ 寛弘
・ 寛弘の四納言
・ 寛徳
・ 寛徳院


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

寛平御記 : ミニ英和和英辞書
寛平御記[かんぴょうぎょき]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たいら, ひら]
 【名詞】 1. the broad 2. the flat 3. palm
: [ご, お, おん, み]
  1. (pref) honourable 2. honorable 
: [き]
 (n,n-suf) chronicle

寛平御記 : ウィキペディア日本語版
寛平御記[かんぴょうぎょき]
寛平御記(かんぴょうぎょき)は、宇多天皇日記。10巻。『宇多天皇御記』ともいう。現存する天皇の日記として最初のもので、『醍醐天皇御記』『村上天皇御記』と共に「三代御記」と呼ばれた。
『貫首秘抄』に、摂関・蔵人らが天皇の御作法や政治への顧問、幼帝の教育の方法を知るための必見の書と書かれている。また、近衛兼経は、『岡屋関白記』で、「毎事殊に勝れ、古事眼前に在るが如し。臣下の得失、政道の奥旨、詩歌の興、大旨此御記に在り」(寛元4年(1246年)閏4月9日条)と評している。
花園天皇宸記』正和2年(1313年)10月14日条に「今日寛平御記十巻、一見了」と記されていることから、当時10巻が伝存していたことがわかるが、現在は1巻も残存していない。
また、『西宮記』『扶桑略記』等の逸文から、宇多天皇践祚当日の仁和3年(887年)8月26日から譲位した寛平9年(897年)7月3日までの10年間に50余条が確認される。現存するのは、江戸時代に中津広昵(ひろちか)が古書に引用された部分を集めたもの。
内容は、藤原基経の示威事件である阿衡事件(阿衡の紛議)の顛末といった政治的なことや、父光孝天皇より譲られた黒猫のことなど、天皇の日常や感情の一端が窺える。
刊本は、以下の通り。
*和田英松編『三代御記』(『続々群書類聚 記録部』『列聖全集 御記編』『増補史料大成 歴代宸記』に所収)
*所功編『三代御記逸文集成』



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「寛平御記」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.