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安政江戸地震 : ミニ英和和英辞書
安政江戸地震[あんせいえどじしん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [せい, まつりごと]
 【名詞】 1. rule 2. government 
: [こう, え, ごう]
 【名詞】 1. inlet 2. bay 
江戸 : [えど]
 【名詞】 1. old name of Tokyo 
: [と]
 【名詞】 1. door (Japanese-style) 
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地震 : [じしん]
 【名詞】 1. earthquake 

安政江戸地震 : ウィキペディア日本語版
安政江戸地震[あんせいえどじしん]

安政江戸地震(あんせいえどじしん)は、安政2年10月2日1855年11月11日)午後10時ごろ、関東地方南部〔震央は東京湾北部(知野泰明「近世の災害2」/ 北原糸子編著『日本災害史』吉川弘文館 2006年 220ページ)〕で発生したM7クラスの地震である。世にいう安政の大地震(あんせいのおおじしん)は、特に本地震を指す〔『日本大百科全書』小学館、1994年〕〔東京都 東京都立図書館: 安政の大地震大火絵図〕〔花咲一男 『大江戸ものしり図鑑』 主婦と生活社、2007年〕ことが多く、単に江戸地震(えどじしん)とも呼ばれる〔。
南関東直下地震の一つと考えられている。
== 地震の概要 ==
近代的な観測がなされる前(明治17年以前)に発生した歴史地震であるため、その震源やメカニズムについては諸説があり、各地の地震被害資料や前兆現象の記録などから、北アメリカプレート内部の内陸地殻内地震(大陸プレート内地震)、北米プレートに沈み込むフィリピン海プレートによるプレート境界地震、フィリピン海プレート内部のスラブ内地震、北米プレートに沈み込む太平洋プレートによるプレート境界地震などと推定されている。震源は東京湾北部・荒川河口付近、または千葉北西部と考えられている。
震源の深さ・位置についても諸説あり、深さ約40km以下の浅い場所で発生したM6.9の地震とするもの〔宇佐美龍夫(1976) 宇佐美龍夫(1976): 新史料による安政江戸地震の調査,東京大学地震研究所彙報,51, 209-230.〕、フィリピン海プレート上面で発生したプレート境界型地震〔 大竹政和(1980): 関東・東海地域のテクトニクスの統一モデルと南関東直下の地震の発生メカニズム, 防災科学技術, 41, 1-7.〕、古記録から初期微動の継続時間が約10秒と読み取れることから深さ100km程度〔萩原尊礼:江戸-東京の直下地震-古地震から探る, 地震予知総合研究振興会『東京直下地震』毎日新聞社、1991年〕、などである。
中村亮一(2007)らの研究では、東京湾北部の市川市付近で深さ70kmのフィリピン海プレートに関係するものだとされた〔 中村亮一(2007): 関東地域の三次元減衰構造・異常震域とそれに基づく1855年安政江戸地震の震源深さの推定, 歴史地震, 第22号, 101-107.〕。
特に強い揺れを示したのは隅田川東側(江東区)であった。隅田川と江戸川に挟まれた沖積地が揺れを増幅したものと考えられる。震度6以上の揺れと推定されるのは江戸付近に限られる一方で、震度4以上の領域は東北地方南部から東海地方まで及ぶ〔関東平野直下の地震と1855年安政江戸地震 東京大学 地震研究所〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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