翻訳と辞書
Words near each other
・ 土肥實匡
・ 土肥峠
・ 土肥幸広
・ 土肥徹平
・ 土肥恒之
・ 土肥慶蔵
・ 土肥政繁
・ 土肥昭夫
・ 土肥村
・ 土肥次郎実平
土肥正幹
・ 土肥氏
・ 土肥泰
・ 土肥洋一
・ 土肥淳一郎
・ 土肥温泉
・ 土肥港
・ 土肥町
・ 土肥省三
・ 土肥真生


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

土肥正幹 : ミニ英和和英辞書
土肥正幹[つち]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [つち]
 【名詞】 1. earth 2. soil 
: [こえ]
 【名詞】 1. manure 2. night soil 3. dung 4. fertiliser 5. fertilizer 
: [ただし, せい, しょう]
 【名詞】 1. (logical) true 2. regular 
: [みき]
 【名詞】 1. (tree) trunk 2. (arrow) shaft 3. (tool) handle 4. backbone 5. base 

土肥正幹 ( リダイレクト:鈴木桃作 ) : ウィキペディア日本語版
鈴木桃作[すずき ももさく]
鈴木 桃作(すずき ももさく、1901年 - 1941年1月14日)は、日本の映画監督脚本家である。第二次世界大戦前の京都にかつて存在した脚本家集団「鳴滝組」の一員として、映画史に名を残す。のちに土肥 正幹(どい せいかん)と名乗った。
== 来歴・人物 ==
1901年(明治34年)、静岡県磐田郡二俣町(現在の浜松市天竜区)に生まれる。兄は地方巡業の興行者であった。上京して法政大学に入学したが、中退した〔『日本映画監督全集』(キネマ旬報社、1976年)の「土肥正幹」の項(p.270)を参照。同項執筆は岸松雄、協力児井英生御代荘輔。〕。
1926年(大正15年)前後の25歳ころのときに京都のマキノ・プロダクション御室撮影所に入社、曾根純三監督に師事した〔。翌1927年(昭和2年)には、同社代表の牧野省三の監督作、月形龍之介主演の『盛綱』や嵐長三郎(のちの嵐寛寿郎)主演の『百万両秘聞 第二篇』に、松田定次マキノ正唯と並んで「監督補」をつとめたが、1928年(昭和3年)、師匠の曾根が東京・巣鴨町(現在の豊島区西巣鴨)の河合映画製作社へ引き抜かれると、その動きに同行した。
河合では、マキノ時代に知り合っていた八尋不二三村伸太郎と再会し、親交を結んだ。同世代の2人はすでに脚本家として活躍していたが、鈴木はいまだ助監督であった〔。しかし低予算・大量生産の河合では、鈴木のような助監督もすぐに監督に昇進でき、曾根とともにマキノから引き抜かれた杉狂児大岡怪童を主演に 『河豚綺譚』で監督としてデビュー、同年6月29日に公開された。おもに三村と、ときに八尋と組み、13本を監督して、河合を退社、1929年(昭和4年)に帝国キネマに入社した。1930年(昭和5年)1本を監督するが、翌1931年(昭和6年)、同社は新興キネマに改組される。
このころ、八尋、三村とともに、京都市右京区鳴滝音戸山町に住んでおり、彼らは近代以前の名称で「鳴滝村」と呼んでいた。1934年(昭和9年)、鳴滝村に集った同世代の脚本家・藤井滋司、監督の滝沢英輔稲垣浩山中貞雄、助監督の萩原遼とともに、この8人が脚本集団「鳴滝組」を結成した。ペンネームを「梶原金八」とした。
「鳴滝組」が活動を始めてからの鈴木は忙しくなり、「土肥正幹」と改名して新興キネマで数本撮り、1937年(昭和12年)には、同年4月に解散したマキノトーキーの跡地に来た、「甲陽映画」から独立した今井理輔の「今井映画製作所」に入った。三村の脚本による『雲霧仁左衛門』前・後篇を撮り、初めて注目を浴びた〔。いっぽう「鳴滝組」は、同年の滝沢・山中の上京、翌年の山中の戦死などがあって活動を停止するが、22本の作品を残した。
今井映画の1938年(昭和13年)の東宝への吸収合併のため、同社にいた稲葉蛟児、助監督の御代荘輔とともに東宝映画京都撮影所に入社した〔。同年、山本嘉次郎の学生時代の仲間である小林正の脚本で『花婿組合』を撮るが、それ以降仕事はなく、三村、滝沢、萩原のいる東京へ出る。
1941年(昭和16年)1月12日東京市世田谷区三軒茶屋のひとり暮らしのアパートで倒れ、御代が駆けつけ看病し、三村らを呼んだが甲斐なく、1月14日に死去した。39歳没。遺骨は兄の手により、神奈川県足柄下郡真鶴町の墓地に葬られた〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「鈴木桃作」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.